シンボルツリーとは文字通り「庭の象徴」となるものです。
自分の家を建て、庭を持たれた方は最初に、庭のシンボルツリーを何にしたらいいのか?で、まず悩まれるのではないでしょうか?
シンボルツリーを中心にこれからのお庭のテーマやイメージ、下草(花)などが決まってくるので、シンボルツリーを決めるのは重要になってきます。
そんな重要なシンボルツリー選びですが、実際は「家の雰囲気に合っているのか?」「自分の欲しい木がそもそも分からない?」「業者の方 任せでは心配」などの声が多く聞かれます。
そこで今回は「【2024最新】シンボルツリーにおすすめ7選!特徴と人気の理由も!」のタイトルで、おすすめのシンボルツリーをご紹介していきます。
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シンボルツリーとは?
シンボルツリーは文字通り家のシンボル的存在・「庭の象徴」であり、存在感を放つ樹木を指します。
庭づくりの始まりの時に植えて、家族の成長ともに大きくなっていく様子を楽しみたいという方が多いのではないでしょうか。
そうなるとやはり、何といっても家族みんなが愛着のもてる品種であることも選ぶポイントになってきます。
そしてプラスアルファ、樹形が美しい、四季折々の変化が楽しめること。
また自分で管理・面倒をみるつもりならば、プロに頼まなくても育てやすい、という点も検討の材料になるでしょう。
また、単なるシンボルツリーではなく、目隠しも兼ねてほしいという場合や、背後に窓があるため圧迫感があっては困るという制限がつく場合もあります。
シンボルツリーの選び方4ポイント
自分の庭のあったシンボルツリーを見つけるためにも、何を基準にして選ぶのかは重要なポイントです。この記事では、自分にあったシンボルツリーを選ぶための4ポイントを元に解説しています。
- 常緑樹か落葉樹か
関連記事>>>おすすめの記事『落葉樹と常緑樹の違いやメリット・デメリットも!シンボルツリーにいいのは?』の記事で詳しくご紹介しています!!▼
- 高木か低木か(樹高)
それぞれの木に書かれている高さは自然状態での樹高の目安です。
一般的な庭に植えた場合、落葉高木・小高木は3~5m、中木・低木は0.5~2mに生長します。
常緑高木・小高木は3~5mに生長します。
- 全体のシルエットとしてボリュームがあるかスリムか(樹形)
幹が1本の「1本立ち」のものと、複数の幹が根元から分かれて出ている「株立ち」のものがあります。
- 花が咲くか咲かないか
- 実がつくかつかないか
シンボルツリーにオススメの庭木7選!
それでは、我が家の庭にもシンボルツリーとして植栽している庭木・雑木のおすすめ7選を、ご紹介します。
落葉樹としてご紹介しているものは、季節を感じられ、冬には葉が落ち下草に日が当たることから、庭の下草との相性も良いものとなります。
常緑樹としてご紹介しているものは、一年中葉が茂っていることから、道路や隣家からの目隠しとして欠かせない存在です。
そして、シンボルツリーを植えることによって、樹木や下草で高低感を出し、またグランドカバーで覆うことにより、より本物の自然を意識させる庭づくりが可能となります。
1.ジューンベリー
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✔バラ科ザイフリボク属 落葉高木 3~5m
▲我が家のジュンベリー(足元にはカシワバアジサイ)▲
ジュンベリーの特徴
6月に実がなることから名づけられ、アメリカザイフリボクとも呼ばれます。
株立ち状に生長するものが多く、春には5弁の白い花が樹木全体を覆います。
初夏には直径7~10mmの赤黒い果実をつけ、葉の緑と絶妙のコントラスを演出。
果実はジャムや果実酒にも利用できます。
秋には葉が紅葉し、四季を通して見る人を楽しませてくれます。
ジューンベリーは、大きく育っても美しい樹形は損なわれず、海外でも人気の庭木です。
耐寒性が強く、丈夫で手間もかかりません。
▲ジュンベリーの実▲
最近は、ファミリー層にジューンベリーが大変人気です。
春に可憐な花を咲かせ、初夏に甘ずっぱい実をつけ、秋には紅葉を楽しめます。
実がなるから鳥も遊びに来る・・・と、四季折々の魅力があります。
シンボルツリーにピッタリの1押しの庭木です。
ジュンベリー人気の理由
- 花・実(食用可)・紅葉と四季を通じて楽しめる
- 耐寒性が強く、丈夫で手間がかからない
- 樹形が美しく下草(草花)との相性が良い
- 樹形は育っても美しいままでナチュラルガーデンに向いている
関連記事>>>『ジューンベリーの育て方と特徴!植え付け・植え替えや剪定の時期も!』の詳しい記事はコチラ▼
関連記事>>>我が家の『ジュンベリーとカシワバアジサイの手間いらずの庭』のオススメの記事はコチラ▼
2.スモークツリー
ウルシ科ハグマノキ属 落葉高木 3~4m
▲我が家のスモークツリー(足元にはラミウムとワイルドストロベリー)▲
スモークツリーの特徴
スモークツリーは、名前からも分かるように花を咲かせた後にフワフワとした煙のような不稔花(ふねんか)を見せるのが特徴の植物です。
スモークツリーの花期は5月~7月。
▼我が家のスモークツリーの様子をご覧いただけます(2022年)▼
耐寒性、耐暑性共に強く育てやすいのが利点です。
成長が早く、枝が横に張るので、庭植え向きです。
ある程度の広さを確保できる場所を選んで植えつけます。
スモークツリーの大きな特徴として、フワフワした不稔花が可愛く人気の樹木ですが、花だけでなく葉色も品種によって様々なのでカラーリーフとしても楽しめます。
葉色は緑葉のものから銅葉、黄金葉の品種があります。
スモークツリー人気の理由
- 耐寒性・耐暑性が強く育てやすい初心者向き
- フワフワした花(不稔花)が可愛らしく人気
- 花の色(ピンク・グリーン・赤)の種類が多いので好みで選べる
- 緑葉・銅葉・黄金葉と葉色の品種も豊富でカラーリーフとして活用
- 秋の紅葉が楽しめる
関連記事>>>『スモークツリーを庭のシンボルツリーに|メリットとデメリットも!』の詳しい記事はコチラ▼
関連記事>>>『スモークツリーの主な品種(種類)!画像や特徴も!』の詳しい記事はコチラ▼
3.アオダモ
モクセイ科トネリコ属 落葉中高木 5~10m
▲我が家の株立ちのアオダモ(下枝のない灰白色の美しい幹)▲
アオダモの特徴
野球のバットの素材として知られ、水に塗れると樹皮が青緑色になることから名づけられました。
春には長さ6~7mmの、線状の白い小花を多数つけます。
秋には長さ2~4cm、幅3~5mmの赤い果実をつけ、濃い赤茶色に色づく葉とともに庭を彩ります。
半日蔭でも育ちますが、花を楽しみたい場合、日なたに植えたほうがよいでしょう。
アオダモの魅力は、山の雰囲気を出す自然な樹形です。
灰白色のすべすべした美しい樹肌と、まっすぐ伸びる幹と枝のラインが山の雰囲気を出し、雑木の主役として人気を集めています。
植えた後の剪定ポイントは、自然樹形が最も整った樹形なので、伸びすぎた枝を軽く剪定する程度です。
病害虫に関しても、あまり目立ったものはありません。
シンボルツリー初心者でも管理しやすい樹木のひとつと言えます。
アオダモ人気の理由
- 成長がゆっくりで病害虫も少ないため、維持管理が楽
- 自然と形が整ってくるので頻繁に剪定をする必要がない
- 下葉が少なく通路の邪魔にならないので狭い場所でも植樹できる
- 灰白色の樹肌と、まっすぐ伸びる幹と枝のラインが美しい
関連記事>>>『アオダモの育て方と管理方法!シンボルツリーにおすすめの理由も!』の詳しい記事はコチラ▼
4.エゴノキ
エゴノキ科エゴノキ属 落葉小高木 ~10m
▲エゴノキの可愛い下向きの花▲
エゴノキ特徴
果実を口に入れるとえぐみがあることから名づけられました。
初夏に鈴のような白い花を下向きに咲かせます。
枝が埋まるほどの多くの花は、初夏の庭のアクセントになります。
秋にはピスタチオに似た実が熟します。
実は直径1~1.3cm。楕円形に近い球形です。
熟すと皮が縦に裂けて落ち、硬い種子が現れます。
種子の皮にはエゴサポニンという麻酔効果のある有毒な成分が含まれますので口にしないようにします。
葉は両端に尖った卵形や楕円形で、紅葉も美しく、年間を通して楽しめます。
枝葉の葉十分な日光が必要ですが、乾燥にやや弱いため、株元には直接日光が当たらないように注意して下さい。
夏に炎天下が続く時は、水やりが必要です。
エゴノキ人気の理由
- 下向きに咲く鈴のような白い花が可愛い
- 雑木風の自然な樹形が美しい
- シンボルツリーにピッタリな落葉高木樹
- 園芸品種ピンクチャイムはコンパクトなので狭い庭におすすめ
関連記事>>>エゴノキのメリットやデメリットを詳しい記事はコチラ▼
5.ハナミズキ
ミズキ科サンシュユ属 落葉小高木~高木
▲斑入りの明るい葉の樹木が我が家のハナミズキ(チェロキーディブレーク)▲
ハナミズキの特徴
自然に樹形が整う木であることから、街路樹、公園木のほか、個人庭園のシンボルツリーとしても広く利用されている人気の樹木です。
樹皮は灰黒、葉は卵形で裏面が白っぽくなっています。
花のように見え、花びらだと思われているものはガクが変化したもので、本来の花は中心部分にまとまってついています。
秋には葉が鮮やかに紅葉し、楕円形の実が集まってつきます。
食用にはなりませんが、赤色に熟したものはヒヨドリなどの野鳥の大好物です。
またハナミズキは成長がゆっくりで、枝数も少ないうえに自然と整いやすい植物なので、剪定をしなくても管理がしやすいことから、シンボルツリーとして人気の高い理油の1つです。
ハナミズキ人気の理由
- 街路樹にもよく使われるほど丈夫
- 秋の紅葉や赤く熟した果実など鑑賞価値が高い
- 花の色は赤・桃・白と華やかで好みにあったものが選べる
- 鉢植えでも楽しめる(鉢植えだと移動が可能)
6.常緑ヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属 常緑高木 5~6m
常緑ヤマボウシの特徴
近年流通するようになった比較的新しい樹種です。
ヤマボウシとは異なり、常緑樹は冬でも葉をつけたままなので、一年中葉が茂っていることから、道路や隣家からの目隠しとしてシンボルツリーを植えたい場合には最適です。
初夏にはたくさんの白い花を咲かせ、光沢のある葉とのコントラストが美しい樹木です。
花は落葉のヤマボウシより小さいのですが、樹木全体を覆う姿は見どころです。
また秋にサクランボのようにぶら下がる赤い果実は、鑑賞用にも適しますが、食べることもできます。
寒さにあたると葉は赤銅色に紅葉し、落ち着きのある赴になります。
-5℃程度までの寒さに耐えられます。
常緑ヤマボウシ人気の理由
- 常緑なので目隠しとしての役割には最適
- 初心者でも育てやすい丈夫な庭木
- 自然に樹形が整い剪定も簡単
- 白い花・赤い実(ジャムや果実酒)など楽しめる
- 狭い庭やベランダでも楽しめる
- 和風洋風どちらでも利用できる
7.オリーブ
モクセイ科オリーブ属 常緑小高木 2~7m
オリーブの特徴
庭園樹や果樹の他、オリーブオイルの原料や、勝者の冠、平和の象徴としても知られています。
初夏に白い花を咲かせ、良い香りを放ちます。
花や実を鑑賞したい場合、刈り込みすぎないようにしましょう。
南欧風の庭などでよく使われますが、他の常緑樹同様、雑木の庭ではアクセントや目隠しとしても利用されます。
1品種ではなく、2品種植えると実がつきやすくなります。
オリーブ人気の理由
- 銀緑色のとがった葉と樹形がおしゃれで女性に圧倒的人気
- 乾燥と寒さに強い
- 芳香のある花を5~6月に咲かせる
- 常緑樹なので洋風の庭の目隠しやアクセントに最適
- 実は食用やオリーブオイルといて活用できる
シンボルツリーに関してよくある質問と回答集
最後に・・・
今回は「【2024最新】シンボルツリーにおすすめ7選!特徴と人気の理由も!」のタイトルでお届け致しましたが、いかがでしたでしょうか?
丈夫で管理がしやすく、季節を通して楽しめる樹形が綺麗なシンボルツリーならジュンーベリーやスモークツリーを。
ナチュラルガーデンで注目の『雑木』を検討中なら、涼しげな風情の常緑樹(半常緑樹)のシマトネリコ、楚々と白花が美しい落葉樹のエゴノキなどを。
ただし、シマトネリコの華奢な苗からは想像できませんが、成長すると10mにも達することがある高木です。
小さめの庭なら、雰囲気が似て、樹高が比較的低いアオダモやハナミズキにするというように考えていくといいのではないでしょうか。
我が家では、スモークツリーやジュンベリーなど落葉樹で季節感を演出しながら、冬に殺風景にならないよう、オリーブや(常緑)ヤマボウシなどの常緑の樹木をプラスしています。
また常緑でも、オリーブの銀葉(シルバーリーフ)を持つ樹木を選べば軽やかな印象になります。
常緑樹の濃い目の葉色、落葉樹の淡めの葉色、その組み合わせが庭の表情を豊かにします。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
皆さんから庭の砂利や植物や雑貨などのご質問をよくいただくので・・
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