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ジューンベリーの育て方と特徴!植え付け・植え替えや剪定の時期も!

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ジューンベリ―とは、花だけでなく、果実、紅葉とが四季の移り変わりを楽しめることから、近年ファミリー層に大変人気のある庭木です。

耐寒性が強く、丈夫で育てやすいことからビギナー方にもおすすめしたい非常に優秀な樹木です。

そこで今回は『ジューンベリーの育て方と特徴!植え付け・植え替えや剪定の時期も!』のタイトルで、ジューンベリーをご紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • ジューンベリーの特徴や育て方を知りたい
  • ジューンベリーの植え付けや植え替え時期を知りたい
  • ジューンベリーの剪定時期を知りたい
  • ジューンベリーの魅力を知りたい
  • ジューンベリーの実の栄養効果・効能を知りたい

目次

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ジューンベリー基本情報

  • 分類:落葉低木~高木
  • 科名:バラ科
  • 属名:ザイフリボク属
  • 学名:Amelanchier canadensis
  • 別名:アメリカザイフリボク・セイヨウザイフリボク
  • 原産地:北アメリカ東部
  • 開花期:4月下旬~5月上旬
  • 花色:白
  • 耐寒性 : 強い
  • 耐暑性 : 強い 
  • 花言葉:穏やか

ジューンベリーとは?特徴も!

ジューンベリーの木の画像

ジューンベリーは、バラ科ザイフリボク属の落葉樹で、色づく実が愛らしく近年シンボルツリーとして大変人気の樹木です。
6月に実をつけることからジューンベリーと呼ばれる庭木です。

株立ち状に生長するものが多く、春には、桜のような5弁の白い花が、樹木全体を覆います。
初夏には直径7~10mmの赤黒い果実をつけ、果実は生食でも美味しく、ジャムや果実酒にも利用できます。
そして秋には紅葉を楽しめる、四季を通して庭の楽しさを教えてくれる樹木です。

耐寒性や耐暑性も強く、極端な乾燥と西日に注意すれば、丈夫で育てやすい植物です。
耐陰性もあり、日当たりが悪い場所でも花を咲かせ、自家受粉で一本でも実をつける数少ない非常に優秀な樹木です。

ジューンベリーは、大きく育っても美しい樹形は損なわれず、成長もゆっくりでメンテナンスも簡単なことから、ビギナーに特にオススメしたい庭木です。

また丈夫な木で、手間はほとんどかからないことから、シンボルツリーとしておすすめの庭木です。

またジューンベリーは、樹高1mほどの小さなものから、4~5mに生長する大きなものまで様々な種類(品種)があり、庭やベランダ、鉢植えとシーンに合わせて色々な栽培方法が楽しめるのも人気の理由です。

関連記事>>>『ジューンベリーの種類|おすすめの品種10選!特徴や画像も!』の詳しい記事はコチラ▼

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ジューンベリーの花

ジューンベリーの花の画像

ジューンベリーの花は、4月下旬~5月上旬に、桜のような5弁の白い可憐な花が枝を埋めるように咲きます。
また耐陰性があるため、あまり日当たりが良くない場所でも花を咲かせてくれる貴重な樹木です。

ジューンベリーの収穫

ジューンベリーの木に鳥がいる画像

ジューンベリーの果実の収穫時期6月です。4月~5月に花が終わった後段々と果実が色づき始めます。黒んずんだ赤になった頃が食べ頃です。「もう少しだけ!」と完熟を待っていると、きれいさっぱり鳥に全部食べられてしまった…なんてこともあります。
深紅色に熟したら食べ頃なので順に収穫するか、木全体にネットをかけるなどして鳥対策をします。

我が家では鳥対策はせずに、手が届かない場所の実は鳥たちに食べてもらっています。
鳥が来るのも、嬉しいものです。

ジューンベリーの実

ジューンベリーの実のがなる画像

葉の緑と赤い実ののコントラスが美しい春のジューンベリー(我が家の庭から)

 

ジューンベリーの実の大きさは、直径7~10mmで赤黒い果実をつけます。自家結実性が強く1本でも実がなるので、ブルーベリーなどと異なり簡単に果実が楽しめます。

果実は生食でも美味しく、ジャムや果実酒にも利用できます。庭で実った果実を収穫して食べるのは本当に楽しいことです。

ジューンベリーの実の効用・効果

ジューンベリーの実の画像

ジューンベリーの実は、美味しく食べられるというだけではなく、とても栄養価が高いのが魅力です。

ジューンベリーの果肉には、ポリフェノールの1つであるアントシアニンが豊富、食物繊維やマンガンも多く、ビタミンC・A・鉄分・マグネシウムなども含まれています。

アントシアニンといえば、目に良いとされる成分ですが、ブルーベリーより栄養価が高くブルーベリーの3~4倍もあるのだとか…

アントシアニンは、苦味や渋み、色素の成分になったり、紫外線やウイルスから身を守る抗酸化物質として、生活習慣病や白内障、シミなどの老化現象を予防が期待されています。

他にも、食物繊維やビタミン、ミネラル、マンガンやカルシウムといった骨や歯の健康に欠かせない栄養も多く含んでいます。

ジューンベリーには繊維質やたんぱく質、ビタミンC,鉄分、カリウム等の栄養価がブルーベリーよりも高く、また色素のアントシアンによる抗酸化活性効果があるという研究データがあります。
出典:栄養素と成分について 

ジューンベリーのジャム

ジューンベリーのジャムの画像

ジューンベリーの果実をジャムにする場合は、黒く熟したものを収穫し、果実の重さの半量の砂糖と、レモン1/2個を加えて煮詰めます。果実には小さな種があり、ざらざらとした食感があるので、気になる場合は果実を煮てから裏ごしして下さい。

 

 

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作ったクレームダンジュに自家製ジューンンベリージャムをかけていただきました

 

ジューンベリーの季節による変化

春    → 白い花がたくさん開花
初夏   → 赤黒い実をつけ収穫できる
夏    → 葉がよく茂る
秋~晩秋 → 赤く紅葉
冬    → 落葉し越冬

春に可憐な花を咲かせ、初夏に甘ずっぱい実をつけ、秋には紅葉を楽しめます。
実がなるから鳥も遊びに来る・・・と、四季折々の魅力があります。

暑さにも寒さにも強く日陰でも花を咲かせるジューンベリーは、初心者の方でも育てやすいので庭木のシンボルツリーとしてもおすすめの樹木です。

 

ジューンベリーの育て方と管理方法は?

ジューンベリー丈夫な果樹で、手間はほとんどかかりません。耐寒性、耐暑性共に強く育てやすいのが利点です。

環境・日当たり

ジューンベリーは、日なた~半日陰で管理し、極端に乾燥しない、適度な湿り気のある、水はけのよい場所で育てます。
強い西日の場所を嫌う為、西日が避けがられる場所に植え付けを行いましょう。

生長はゆっくりですが、基本的に庭植え向きです。用土の乾燥のしすぎはよくありません。酸性土を好むので、鉢植えならピートモスを3割程度用土に混ぜたり、地植えの場合はピートモスをマルチングに用いたりするとよいでしょう

水やり

春から夏にかけての水切れは落果や落葉、枯れの原因になります。

地植え

地植えのジューンベリーは、植えつけてから根付くまでの1ヶ月ほどは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えて下さい。
その後の水やりは、真夏の高温乾燥が続くとき以外には必要ありません。

鉢植え

鉢植えのジューンベリーは表面が乾いてから、鉢底の穴から水が流れ出るまでたっぷり与えます。

肥料

生育が悪いときは、2月頃に寒肥(緩効性化成肥料)を施しましょう。

寒肥(かんごえ)とは・・・
冬の休眠中に施す肥料を指し、萌芽前後に肥料分を供給することで、春の芽出しに勢いがつきその後の成長が良くなる肥料のことです。

病気と害虫

害虫の被害は少ない樹種ですが、ハバチ類やイラガ等に葉が食われることがあります。また茎や新葉に付着して吸汁するアブラムシが発生することがあります。

病気には強いですが、うどんこ病が発生することがあります。

また、果実が熟すると鳥が食べにやってきます。

植えつけ・植え替え

移植は落葉期が望ましいですが、落葉期に移植してあるものは春からは細かな根が出ていますので、春から夏でも移植は可能です。

適期:11月~3月

日当たりのよい、水はけのよい場所を選んで植えつけるのがポイントです。耐陰性もあるので、明るい日陰でもよく育ちます。土質は特に選びませんが、土が固すぎる、もしくは砂地である場合は、腐葉土やバークを1割ほど土に混ぜるとよく育ちます。苗木は細くて丈が高いので、根がしっかり張るまでは、支柱を取り付けるのをおすすめします。

また植えた直後にしっかり、たっぷりとお水をあげます。また植えつけてから根付くまでの1ヶ月ほどは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えて下さい。

鉢植えで栽培する場合は排水性、保水性のよい用土を使用し、夏場乾燥の激しいときなどは日陰で管理します。また2~3年に一回、落葉中に一回り大きな鉢に植え替えます。

株の選び方

シンボルツリーとして大きくしたい場合は?

小さい苗を購入してきて大きく育てようとしても、条件が良くない環境では育たない可能性もあるので、体力のあるおおきな株を購入した方が良いでしょう。

基本の剪定

適期:12月~2月

ジューンベリーは、比較的成長が遅く、自然樹形で育てるのが一般的なので、刈り込むような強い剪定は必要ありません。

樹形については、ジューンベリーは、ひこばえが出て自ら株立ちになり綺麗ですが、ひこばえが出すぎて幹の本数が多くなりすぎる場合は、いらない幹を根元から切るとすっきりします。
剪定する場合は、伸びすぎたり、邪魔な枝の間引き程度を落葉時期に行いましょう。

ひこばえとは・・・

蘖(ひこばえ、ベーサルシュート、英語:Basal shoot)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」という。春から夏にかけて多く見られる

花言葉

穏やかな・穏やかな表情

ジューンベリーの魅力と人気の理油!

 

ジュンベリー人気の理由

  • 花・実(食用可)・紅葉と四季を通じて楽しめる
  • 耐寒性が強く、丈夫で手間がかからない
  • 樹形が美しく下草(草花)との相性が良い
  • 成長がゆっくりなのでメンテナンスが楽
  • 1本でも実がなる優秀な果樹
  • 樹形は育っても美しいままでナチュラルガーデンに向いている

 

ジューンベリーとカシワバアジサイの画像

樹形が美しいジューンベリー下草にはカシワバアジサイを(我が家の庭から)

 

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最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

ジューンベリーは、丈夫で育てやすく、樹形・花・実・紅葉と庭の楽しさを教えてくれる樹木です。
またシンボルツリーとして育ててみたい初心者の方にもおすすめの庭木です。

4~5月に咲かせる白い花も可愛くてきれいなので、庭木をお探しの方は、ぜひジューンベリーを育ててみてくださいね。

今回は『ジューンベリーの育て方と特徴!植え付け・植え替えや剪定の時期も!』のタイトルでお届け致しました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

庭師歴30年の夫と一緒に、「手間いらずで居心地のいい庭作り」をテーマに、DIYで庭作りを楽しんでいます。
丈夫で育てやすい宿根草や雑木を使い、一度植えたら手間がかからない庭を実現。アンティークレンガを使ったデザインで、時間をかけずに植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりのアイデアをお届けします。
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