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うどんこ病|症状や原因は?治療方法と予防対策まとめ!

うどんこ病とは葉や茎がうどん粉をかけたように白くなる症状で、他の病害と見ただけで容易に区別できる病気です。

うどんこ病は、5~6月、9~11月頃に発生しやすく、ほとんどの植物に発症する可能性があり、園芸の大敵である病気の一つです。

そこで今回は「うどんこ病|症状や原因は?治療方法と予防対策まとめ!」のタイトルでお届け致します。

目次

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うどんこ病とは?

うどんこ病の画像

うどんこ病とは、葉に白色のうどん粉のようなカビが生え、やがて葉の全面に広がり、ひどいと葉が枯れる庭木・植物の病気です。

うどん粉病はほぼ全ての作物や果樹、草花に発生する可能性のある病気ですが、現在うどんこ病の菌は12の系統に分類されており、菌の種類によって寄生する植物が異なります。

発生しやすい樹木として、アジサイ、カエデ類、サルスベリ、バラ、シャクヤク、ユキヤナギなどが挙げられます。
また、きゅうりやカボチャなど野菜を栽培する時にも、よく発生する病気です。

うどんこ病の症状と診断のポイントとは?

うどんこ病の症状は、葉に始め うどん粉のような白いカビがほぼ円形に生じ、やがて葉の表裏全体に広がります

さらに、生長点付近の葉にも発生すると、新芽なども奇形になる場合もあります。

うどんこ病|原因と発生生態

うどんこ病の大きな特徴は、他のほとんどの病気が多湿状態を好むのに対して、比較的湿度が低く、やや乾燥気味の時に発生しやすいということです。

うどんこ病は春から秋にかけて多く発症しますが、雨が少なく日照時間が長い冷夏や、晴れと雨が交互に続く秋などにまん延する傾向があります。また、窒素分の多い肥料を多く与えたり、植物を密生して植えたりすることもうどんこ病になる原因です。

また、うどんこ病菌は活物寄生といって、生きている植物にしか寄生しない性質をもっています。
発病した葉に触れると、白い粉がパッと飛び散り、これが健全な植物の葉に付着してから、組織の中に侵入して発病させるのです。
そして、病原菌は葉の表面に菌糸を縦横に伸長させ、ところどころから菌糸を組織の中に侵入させて、植物からの栄養分を吸収して増殖するので、葉が黄色くなったり、奇形になったりもします。

またこれらの枯れた枝や葉が土中に埋まると、そこで越冬した この菌が飛散し、翌年もまた感染するということを繰り返します。

【うどんこ病原因まとめ】

  • 葉が茂りすぎて日当たり・通気性が悪い
  • 土壌の窒素肥料分が多すぎる
  • 夜間の涼しい時間帯の水やりによる高湿度
  • うどんこ病になった植物からのカビ菌の飛散

うどんこ病に効果的な治療方法は?

うどんこ病を発見したときは、すぐにその部分を取り除いてまん延を防ぎます。
まだ初期の白い点が少ない時点では、患部を除去するだけで収まることもあります。
取り除いた葉や茎は、地面に残さず全て処分して下さい。

葉にうどんこ粉状のカビが点々とみられるようになった治療対策としては、殺菌効果のある自作スプレー市販の薬剤や農薬などが有効的です。

自作スプレー

スプレー画像

うどん粉病が発症してしまった後の対策として、薬剤をどうしても使いたくない方におすすめなのが「重曹」「食酢」を使ったスプレーを自作するという方法です。

うどん粉病のカビ菌に対する殺菌効果を持つ水溶液を作ることで退治することができるのですが、市販の薬剤に比べるとやはり効果は弱いのをご了承下さい。

重曹オリーブオイルスプレー

重曹オリーブスプレーは、スプレー直後からうどんこ病が消え大変効果があるそうです。

1.まず原液を作ります
【原液】重曹小さじ1+オリーブオイル1/3カップを混ぜ合わせる

2.原液は重曹がすぐに沈殿するのでよく混ぜ合わせた1.の原液小さじ2を水1カップで薄める

3.2に分離予防としっかりと葉に液が密着するために、食器用洗剤1~2滴を入れてよく混ぜ、うどんこ病の白い粉が全部濡れるようにスプレーする

※雨の前にスプレーしておくと予防効果も期待できます。
※重曹は掃除用のものでも大丈夫です。

重曹スプレー

作り方は簡単で重曹スプレーの場合は「重曹と水を1:1000の割合で溶かす」だけです。

水1リットルに1グラムの重曹を溶かすだけでできるのでとても簡単です。
重曹のアルカリ成分によりうどんこ病の原因であるカビを死滅させる事ができます。

あとは霧吹きや噴霧器で水溶液を散布しましょう。

酢スプレー

酢スプレーの場合は、約20倍希釈(お酢2~3mlに対して水は40~60mlの量)で作成します。

スーパー等で市販されているものは糖分や果汁などが添加されている場合もあるので園芸用のお酢を購入するのがおすすめです。
また うどんこ病だけではなく、酢の酸性成分により病原菌の活動を抑え害虫を寄せ付けない効果も期待できます。

お酢の場合も、重曹同様に倍率を上げ過ぎたりせずに、複数回にわたって塗布するようにするのが効果的です。

うどんこ病に有効な薬剤・農薬

葉にうどんこ粉状のカビが点々とみられるようになったら、薬剤をかけむらのないように丁寧に散布するのがコツです。

発病のごく初期ならエアゾール剤をスポット的に散布してもよいが、病原菌は目に見えないうえ、全体に広がっているとみなくてはいけないので、全面に散布するのが効果的です。

発病初期なら、うどんこ病の薬剤はどれでも効きますが、多発生したような時は、ルビゲン、バイコラール、ラリー、カラセン剤が有効です。

ルビゲン

ラリー

また散布は1週間~10日おきに3回ほど、かけむらのないように散布するのがポイントです。

うどんこ病の予防対策とは?

うどんこ病の予防対策として、植物は風通しがよくなるように間隔を保って植えつけ、肥料は必要以上に与えないようにします。
大雨で葉に泥がついたときには、雑菌の繁殖を防ぐために水をかけて洗い流してください。敷きわらなどでマルチングを施すと、病気や泥はねの予防に効果があるほか、乾燥の防止や雑草の繁殖の抑制にもつながります。

また、一番簡単なうどんこ病を予防防する方法は、日々の観察を欠かさないことかもしれません。周辺の植物の様子も注意し、病気が見つかった部分はすぐに除去しましょう。

【予防対策まとめ】

  • 風通しをよくする
  • 窒素分の多い肥料を与えすぎない
  • 雑菌を防ぐため葉の表裏を水で洗い流す
  • ウッドチップやバークでマルチングして泥はねを防ぐ
  • 日々の観察

最後に・・・

今回は、園芸の大敵であるうどんこ病についてご紹介しました。

うどんこ病は、ほぼすべての植物に発生する可能性のある病気で、早期に対処すれば駆除はさほど難しくないことがお分かりいただけたかと思います。

カビが葉の全体に広がってしまうと防除しにくくなるので、比較的被害が小さい時に対策をとるようにしましょう。

初期段階での駆除はさほど難しくないので、大切な植物をこまめに観察し、うどんこ病にかからない元気な株を育てましょう。

今回は「うどんこ病|症状や原因は?治療方法と予防対策まとめ!」のタイトルでお届け致しました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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