澄んだ青空のような花色が人気のネモフィラをご存知でしょうか?
春にかわいい小さな青い花を、ブルーのカーペットのように咲かせる一年草です。
また、ネモフィラは種からでも苗からでも簡単に育てることができる春の草花です。
そこで今回は『ネモフィラの育て方や特徴|葉に白い斑点が出たら?原因や対処方法も!』のタイトルで、ネモフィラの育て方や特徴~悩みについて詳しくご紹介します。
こんな方におすすめ
- ネモフィラの育て方や特徴を知りたい
- ネモフィラの増やし方を知りたい
- ネモフィラを育てていて多い悩みや疑問について知りたい
- 春に咲く1年草で育てやすい花を知りたい
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ネモフィラの基本情報
- 植物名:ネモフィラ
- 科名:ムラサキ科(ハゼリソウ科)
- 学名:Nemophila maculata
- 属名:ネモフィラ属
- 別名:ルリカラクサ(瑠璃唐草)
- 開花期:3月~5月
- 分類:耐寒性1年草
- 草丈:20~25cm前後
- 耐寒性 : 強
- 耐陰性:弱(日当たりが必要です)
- 原産地:カリフォルニア
ネモフィラとは?特徴も
ネモフィラは、北アメリカに10数種が分布する、ムラサキ科の花後に枯れる一年草です。
秋にタネをまくと春に花を咲かせます。草丈はあまり高くなりませんが、細かく枝分かれして横方向によく茂ります。花色は青空のようなブルーのメンジェシー種が有名です。
花色はブルーの他に、白、黒に近い濃紫などの品種があります。満開時は株を覆うくらいの花を付けます。1株でもボリュームが出ますが、複数株植えると満開時は見事で花壇に適しています。葉っぱは細長くて細かく切れ込み、そこからルリカラクサの和名があります。
最近、ネモフィラは、国営ひたち海浜公園をはじめとした公共施設などの広い花壇で植栽されて有名になったことから、ご存知の方も多い草花ではないでしょうか。
ネモフィラを広い空間に植えると、ほふく性の性質なので一面ブルーのカーペットような状態になり、満開時はそれは見事な風景です。
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ネモフィラは、ほふく性(這い性)なので、横に這うように広がって生長していきます。グランドカバーや花壇の前面、鉢植えのネモフィラは、コンテナの脇に植えたり、垂れるように咲くのでハンギングにも向いています。
ネモフィラの花は?
ネモフィラの苗は年明け~2月あたりから苗が出回り始めますが、実際のネモフィラの開花時期は3月~5月くらいまでの一年草です。
長日で開花するネモフィラは、多肉質の繊細な茎の先に愛らしい花を咲かせます。
種類によって色が異なり、青と白、紫と白、真っ白といったカラーの花を、株を覆うほどに数多く咲かせます。花の中心部には、黒い点が5つ見られます。
なお葉も様々な色をしており、タマゴ型や楕円形の羽状の複葉で、切り込みが入っているものもあります。
ネモフィラの育て方
栽培環境・日当たり・置き場
ネモフィラは、日照が多く、冷涼な気候を好みます。生育適温は5~20℃ぐらいです。秋まきの一年草ですが、寒冷地では春まきも可能です。気温の上がる6月には株が枯れ、冬期-5℃以下になるところでは防寒が必要です。長日で開花します。
葉が茂りすぎると通気性が悪くなり蒸れるので適宜、間引きします。耐寒性は高いので霜や凍結を避ければ十分屋外でOK。逆に室内だと間延びしてしまいます。
終わりかけの花は早めに取り除いてください。耐暑性は低いですがもともと夏前には終わるお花です。
水やり
少し乾燥気味にします。多湿は根腐れや病気の原因となります。
水はけをよくしておいて、完全に土表面が乾いてから、たっぷりと与えるようにします。
肥料
肥料は控えめで、庭植えではほとんど必要ありません。肥料分が多いと徒長して軟弱に育ちます。鉢植えでは、春先に追肥のイメージで固形肥料を株周りに2~3粒、一回与えれば十分です。
病気と害虫
病気:灰色かび病・ウドン粉病に注意
日当たり、風通しが悪い場合や、多肥多湿の環境だと、葉にカビが生えて腐らせる灰色かび病が出やすくなります。
害虫:アブラムシ
春になると出やすくなります。見つけしだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土であれば特に選びません。市販の草花向けの培養土も利用できます。肥料分の多いものは使わないほうがよいでしょう。
ネモフィラは水はけのよい、乾燥気味の土であれば、特に問題ありません。そのため、市販の草花向けの培養土でも育成は可能です。ただし肥料分の多いものは、使わないほうが美しく生長させられるでしょう。
なお自作で配合する場合、鉢植えの場合は、赤玉土小粒6・腐葉土4の割合の配合土にしてください。
植えつけ、 植え替え
ポット苗の流通が多く、2月からぐらいから4月頃まで出回ります。購入した苗など植え替え時は根を傷めないように注意します。また深植えはよくありません。苗が不安定なようなら、株元をバークチップや小砂利などで固定します。
ふやし方
タネまき:ネモフィラを増やす方法は種まきが基本です。
環境の変化に弱い性質から苗を移植するのが難しいため、約10センチほど感覚を空けつつ、庭の土やプランターに直接種を撒いて、弱い芽を間引きしつつ育てる必要があります。
春に花が咲き、ネモフィラが枯れる5月〜6月に種を採種したら、それらを秋まで乾燥し貯蔵しておきます。そして9月〜11月の間に秋播きしましょう。
種は2mmくらいで、発芽適温は20℃くらいになっていますのでポットなどにいれて温かい場所で発芽させてください。軽く覆土しておけば、10日ほどで発芽するでしょう。直まきの場合、株間10cm以上になるよう間引きを行います。
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主な作業
霜よけ、マルチング:冬期、霜柱などで苗が浮き上がらないよう注意します。霜よけやマルチングが有効です。また、水はけをよくして、余分な水分が残らないようにしておくことも大切です。
ネモフィラの花言葉
▲我が家の庭のネモフィラ・スノーストーム▲
ネモフィラの花言葉は「可憐」、「どこでも成功」、「あなたを許す」といった意味があります。
ネモフィラの葉に白い斑点が出たら?どうする?
ネモフィラを育てていると、葉にたくさんの白い斑点を見つけることがあります。
どの苗も全部の葉に直径2mm程度の小さい斑点が10数個ずつあります。
葉の裏は斑点はなく、普通の葉の裏なんですが、これは病気なんでしょうか?
▼葉の白い斑点の様子▼
ネモフィラには、発芽して葉っぱが出てくると白い斑点のようなものが現れます。初めて育てた方はビックリしますよね。
これは実は病気ではないんです。
サカタのタネのサイトや、ネモフィラの苗を販売しているサイトにも・・・
ネモフィラは、葉に白い斑点が出ることがありますが 生理現象であり病気ではないのでご安心下さい!!
と、注意事項が記載してあります。
また この白い斑点は、特にブルーのネモフィラに多く出る特徴のようです。
ただ一方で「ウドンコ病」という病気も白い粉状のものが付きます。
しかし、ウドンコ病であれば枯れてきますし、葉の表面が白く粉をかぶったようになるので、斑点とは少し様子が違うため見分けがつくと思います。
ネモフィラの特徴の斑点だとしたら問題なく元気に育ってくれます。そのまま気にせず、育てて下さいね。
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最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
我が家の庭のネモフィラ・スノーストームも4月に入り、これから満開を迎えます。
小さな花が次々とたくさん咲いてくれるのを楽しみに育てたいと思います。
今回は『ネモフィラの育て方や特徴|葉に白い斑点が出たら?原因や対処方法も!』のタイトルで、お届け致しました。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。
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