ミントはハーブの中でも特に生育が旺盛で、栽培しやすく利用用途も多いため、初心者の方にも大変人気です。
種類も多く、品種によってそれぞれに香りも異なります。
そこで今回は「ミントの育て方と管理方法!種類と特徴や活用方法も!【ハーブ】」のタイトルでご紹介していきます。
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ミント基本情報
- 植物名:ミント
- 学名:Mentha
- 別名:セイヨウハッカ
- 科名:シソ科
- 属名:ハッカ属
- 分類:多年草/耐寒性
- 草丈:20~80cm
ミントとは?
ミントとは、雑草のようなたくましさと生命力があり、ハーブの中でも特に生育が旺盛で、力強いハーブです。
地下茎からどんどん新しい芽が出てくるため、繁殖しすぎて困るほどです。
ここでご紹介する種類のミントは、スペアミント、アップルミント、パイナップルミントなど、それぞれに香りが異なります。
ミントは、お茶に、料理に、入浴剤にと活用方法も様々。
大量に収穫した時は、ドライにして保存して楽しむこともできます。
ミントの育て方と管理方法とは?
日当たり・環境
日なたを好みますが、日当たりが良すぎる場所だと葉焼けするので、半日蔭で風通しの良い場所が最適です。
日陰では、葉の色や香りが悪くなります。
地植えの場合、地下茎があらゆる方向に伸び、他の植物を弱らせる恐れがあるので、深さ20~30cmくらいにブロックや板を入れて仕切ります。
鉢植えの場合、市販している花と野菜の土(培養土)かハーブ用の土で植え付けをします。
ただ、ミントは根を張るスピードが速く、根詰まりすると下草から枯れて来ますので、毎年植え替えをすることをおすすめします。
水やり
湿り気のある土がよく、水が切れると葉が硬くなります。
地植えは植え付けた直後にたっぷりと水を与えたら、その後の水やりは、ほとんど必要ありません。
鉢植えは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
暑さや乾燥に弱いので、夏は水やりを忘れずにします。
害虫・病気
風通しが悪いと、アブラムシやハダニがつきやすいです。
5~6月頃になったら、虫がつく前に収穫しましょう。
間引いて風通しをすることで、虫がつきにくくなります。
葉の両面に水をかけるようにすると、うどんこ病などの発生を予防することも出来ます。
窒素過多でさび病を起こさないよう注意します。
さび病になると、葉が黄変し茶色の斑点が現れます。
菌による病気なので、発生した場合は株を処分し、
同じ場所にミント類を植えないようにします。
肥料
ミントは肥料が多すぎると香りが少なくなります。
しかし、肥料が全くないと、生育が鈍くなります。
生育が旺盛な生育期に二週間に一回程度、生育に応じて薄い液肥をやるようにします。
>>>「ミントの収穫(摘芯・剪定)のポイントは?切り戻しの方法も」
の詳しい記事はコチラ▼
ミントの種類と特徴
違う種類のミントをそばに植えると、
すぐに交雑するため、非常に多品種です。
ミント同士が近くにあると混ざり合い、種類が分からなくなるので、株間は充分にあけることが大切です。
代表的なミントをご紹介します。
スペアミント
スペアミントは、古くから親しまれている代表的なミントです。
スーッとする清涼感はメントールが含まれているため、料理やデザート、ローションや洗剤など、幅広く利用されています。
殺菌や、抗ウイルス作用があり、台所やトイレの除菌・消臭剤としてもよく利用されています。
・・・野菜や肉料理に
アップルミント
アップルミントは、リンゴのような甘い香りがするミントで、ハーブティーにおすすめです。
葉は丸みを帯びていて、全体に産毛のような毛が生えています。
花は白い穂となって咲きます。
・・・魚料理やお茶、お菓子などに
パイナップルミント
パイナップルミントは、アップルミントの一種で葉にクリーム色の斑が入ります。
大変丈夫で育てやすく、寒さにも強い品種で、花壇や寄せ植えの彩りに、鑑賞用として利用されることが多いミントです。
・・・寄せ植えに
ペパーミント
ペパーミントは、ガム、デザート、飲料、化粧品、歯磨き粉など日常のあらゆるものに使われ、ミントの中ではもちろん、ハーブの中でもとても生活になじみの深い品種です。メントール成分を多く含んでいるためピリッと目の覚めるような強い清涼感がありとくに人気のあるハーブです。
・・・ハーブティー・ポプリ・ハーブバスに
オーデコロンミント
オーデコロンミントは、その名前の通り甘い芳しいオーデコロンのような香りがします。
ペパーミントの変種「メンサ・アクアティカ(M. aquatica)」と「スペアミント(M. spicata)」の自然交雑種といわれています。
青い藤色の花を咲かせ、茎も紫色がかった深緑が特徴です。茎が黒く目立つのでガーデンのポイントに。
・・・入浴剤やポプリに
ここでは代表的なものをご紹介しましたが、他には・・・
グレープフルーツミント、ジンジャーミント、ラベンダーミント、オレンジミントなど香りのする植物の名前がついたミントの他に、イングリッシュミント、ペニーロイヤルミント、マウンテンミント、ホースミント、クールミント、ブラックミント、カーリーミントなどミントには限りなく仲間がいます。
ミントの活用方法とは?
ミントは活用方法が多く、本当に使える万能のハーブです。
私が活用している中で一番手軽で、また一番活用しているのが、ちぎった「葉」をケーキやアイスクリームの飾りとして活用する方法です。
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またミントの中でもハーブティーとして人気が高いのはペパーミントとスペアミントです。
他にも活用方法は多種に渡ります。
- シフォンケーキやアイスクリーム、ケーキの飾りつけに
- 「生葉」をフレッシュなうちに細かく刻んでバターに練りこみミントバターに
- ハーブティーに
- 室内に飾って蚊取り線香の代わりに
- テーブルの上に置いてインテリアを華やかに
- ドライにして巾着袋に入れクロゼットの中に置けば、防虫剤に。
靴の中に入れれば匂い取りに
他にも
- お風呂に入れるハーバルバスや、足湯をする時に入れる
- 製氷皿で氷を作る時にミントの葉を入れて凍らせてミント氷にも
ミントは生でもドライ(乾燥)にしても使え、殺菌や、抗ウイルス作用、また消臭効果もあり本当にオススメのハーブです。
>>>「ミントの増やし方は?挿し木と株分けの方法や増えすぎ対策も」
の詳しい記事はコチラ▼
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
ミントは大変ポピュラーなハーブで、丈夫で繁殖力が旺盛で育てやすく、また活用方法も本当に沢山あります。
ミントはハーブを育ててみようという、初心者の方におすすめの植物です。
ただ注意する点として、庭植えする場合は地下深くブロックなどで仕切るか、他の植物と離して植えないと雑草の様に繁殖して大変なことになります。
管理を簡単にするなら鉢植えがおすすめです。
今回は「ミントの育て方と管理方法!種類と特徴や活用方法も!【ハーブ】」のタイトルでお届け致しました。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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