ミントはハーブの中でも特に生育が旺盛で、雑草のように生命力のある、力強いハーブです。
また丈夫で育てやすいため、初心者の方にも向いています。
上手な収穫のポイントや方法を知り、料理や飾り、お茶や入浴剤にも活用して下さい。
>>>「ミントの育て方と管理方法!種類と特徴や活用方法も【ハーブ】」
の詳しい記事はコチラ▼
そこで今回は「ミントの収穫(摘芯・剪定)のポイントは?切り戻しの方法も!【ハーブ】」のタイトルでご紹介します。
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ミントの収穫(摘芯・剪定)のポイントは?
摘芯のポイント
ミントは株が小さいうちに先端の芽をつまんで摘芯することで、わき芽を増やして、形よく整えていきます。
少し育ってきたら、地際から葉を2~4枚だけ残した節の上を切って収穫します。この時、葉を数枚残すことで光合成がしやすく、またこうする事で、その後の収穫量が多くなります。
▲先端の若芽を手で摘み取って摘芯する
- 摘芯とは?
剪定の一種で、樹の新梢の先端や茎の先端の芽(頂芽)を摘むこと。必要以上に伸びるのを止め、わき芽の発生や開花、結実を促すため、あるいは形を整えるために行う。ピンチ、心止めともいう。
ミントの剪定のポイント
ミントは花芽の出る前の5~6月頃が一番充実した葉を収穫できるため、この時期に収穫を兼ねて剪定(刈込)を行うのが、一番最適な時期です。
葉が黄色くなっていなければ根(地下茎)も張り元気なので、地際から切ってしまっても大丈夫です。
また地下茎が張った土の中から新しい芽が出てきます。
また7月頃になり花が咲くと栄養が花にいってしまうため、下の方の葉が黄色くなり始めます。特に下の方の葉は枯れたようになったり黒くなっていることがあります。
花が咲いた古い枝は下のじめじめした梅雨と、暑い夏を乗り越えるために、株元の葉を減らして涼しくしようと言う性質も関わっています。
この後、これらの枝は完全に枯れてしまうこともありますし、中程ぐらいまでは葉が残ることもあります。
ただ、一度黄色くなったりした古い枝からはあまり良質な葉は育ちにくいです。
こんな風になったとき、株元をよく見られると新しい芽が出ているのが見えると思います。これが、この後伸びて来る葉です。
これらの新芽が伸びるのを邪魔しないよう、古い茎は剪定するのが夏のミントの剪定です。
きちんとケアすれば、丈夫なミントですから、すぐに新しい葉が伸びて来ます。むしろ、この作業をしないと中途半端な葉が多くなりやすいですから思い切って剪定してみましょう。
特にハーブティーや料理用として柔らかいフレッシュな葉を使いたい人は是非試してみてください。
またミントは白やピンクのかわいい花が7月~8月に開花する品種もあります。
花を見るために育てている方は夏前に剪定しないよう注意しましょう。
ミントの収穫(摘芯・収穫)まとめ
- フレッシュな葉を収穫したいのであれば花芽の出る前の5~6月頃が一番最適
- 花後の7月からの剪定は、古い茎を丁寧に剪定する
- 花を見るために育てている場合は夏前には剪定しない
>>>「ミントの増やし方は?挿し木と株分けの方法や増えすぎ対策も」の詳しい記事はコチラ▼
切り戻しをする
ミントの切り戻しは、5~6月に収穫を兼ねて切り戻しを行うのが最適です。
夏の時期の強い剪定は、乾燥しやすく、株への負担が大きくなるので、全体的に切り戻すのではなく、様子を見ながら茎を間引くようにするとよいでしょう。
ただし、随時剪定をしないと夏場は蒸れてしまい、下の葉が黄色くなったり黒くなってしまったりします。
冬に備えて、9~10月ごろに切り戻しをする時は、地際でばっさりとカットしてしまっても大丈夫です。
ミントは地上部が枯れてなくなってしまったかのように見えても、地下茎は生きて冬を越します。
切り戻しをした時の先端の柔らかい葉の部分は、ミントティーなどに活用するのがおすすめです。
ハーブティー用や料理用でよく使うのならば、花を咲かせてしまうと葉が小さく、硬くなってしまいます。
使わない時でもどんどん剪定して花を咲かせないよう、そして新しい葉を出すよう気を付けると長い期間よい葉が楽しめます。
また、たくさん葉を収穫した際には、ミントはドライにして保存するとよいでしょう。
そして、時々植え替えてやることも大事です。
植え替えをした場合は、その後しっかりと水をやって、しばらくはあまり強い直射日光は避け、涼しい半日陰等に置いて育てて下さい。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
ミントは剪定するにしても、植え替えや株分け等をする場合でもまず失敗することが珍しいほど丈夫なハーブです。
根がしっかりしていれば、剪定で地上部が全く無くなっても大丈夫です。
初心者の方はぜひミントを実験台として、いろいろな作業を試してみるのも良いのではないでしょうか。
今回は「ミントの収穫(摘芯・剪定)のポイントは?切り戻しの方法も!【ハーブ】」のタイトルでお届け致しました。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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