魅力的なカラーリーフプランツとして人気上昇中のユーフォルビア。
ユーフォルビア属は、2000種以上もある大きな属です。
その中でも今回は、耐寒性の高い多年草のユーフォルビア・フロステッドフレームの特徴や育て方のポイントなどを中心に、まとめています。
- 庭植えできるユーフォルビアの品種を知りたい
- ユーフォルビア・フロステッドフレームの育て方を知りたい
- 庭や寄せ植えのアクセントになる植物は?
- 紅葉が見れる手間いらずな植物ってある?
それでは美しい斑入りの品種ユーフォルビア・フロステッドフレームを詳しくご紹介していきます。
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ユーフォルビア・フロステッドフレーム|基本情報
- 植物名:ユーフォルビア
- 品種名:フロステッドフレーム
- 科名:トウダイグサ科
- 属名:ユーフォルビア属
- 学名:Euphorbia amygdaloides ‘Frosted Flame’
- 別名:ユーフォルビア アミグダロイデス など
- 開花期:春 (3~6月頃)
- 原産地:ヨーロッパ(原種の主な自生地)
- 分類:耐寒性多年草(冬期常緑~半常緑)
- 草丈:60cm前後(生育後の高さで花丈も含む)
- 耐寒性:強 (約-12℃位)
- 耐暑性:強
- 日照:日向~やや半日陰
ユーフォルビア・フロステッドフレームとは?特徴も!
ユーフォルビア・フロステッドフレームは、緑葉にクリーム色の外斑が入る美しい斑入り葉種で、秋冬の低温期には鮮やかな赤が入るトリカラーとなり、特に美しい品種です。
パープレアに代表されるアミグダロイデス種では、初めての斑入り品種で、2012年プランタリウム で、銅メダル受賞しています。
耐寒性のユーフォルビア
ユーフォルビアには多くの種類があり、形態も一年草、多年草、多肉植物、低木とバラエティに富んでいます。
その中でもユーフォルビア・フロステッドフレームは、耐寒性の強い多年草ですので、庭植えできるユーフォルビアとしても、おすすめの品種です。
花壇や鉢植えに利用される耐寒性のある宿根草のユーフォルビアには、他にポリクロマ種、キャラシアス種、キパリッシアス種などがあり、いずれも個性的な草姿と花が魅力で、植え込みの中でもひときわ目立つ存在となります。
秋冬が綺麗!季節ごとに変化する魅力のカラーリーフ
ユーフォルビア・フロステッドフレームは、宿根性ユーフォルビアの中でも最も栽培しやすいアミグダロイデスの斑入り葉種です。
非常に乾燥に強いので、使い方としては大型のセダムのような感じで丈夫で大変育てやすい品種です。また、他の宿根草と組み合わせると、より美しさが引き立ちます。
気温が低いほど葉色が深くなり、低温期にはピンクに紅葉します。
晩秋~春のユーフォルビア・フロステッドフレームの紅葉
▲2月頃の紅葉が美しいユーフォルビア・フロステッドフレーム(我が家の庭から)▲
寒さにあたると赤みがさしますので、特に晩秋から春の紅葉が見頃です。
ユーフォルビア・フロステッドフレームの花が咲くまで
紅葉の赤みが薄くなってくる3月頃から茎を伸ばし始めます。
▲ユーフォルビア・フロステッドフレームの花茎が伸び始めた(3月26日我が家の庭から)▲
▲葉色も赤みがほとんど消え花が咲き始めた様子▲
ユーフォルビア・フロステッドフレームの花
開花時期:3月~6月
ユーフォルビア・フロステッドフレームの花はパープレアと同じ、淡い黄色で葉との相性も抜群です。
花が咲く頃になると、別の植物かと思う程ユーフォルビア系は草姿が驚くほど変化します。
この変化もユーフォルビア・フロステッドフレームの魅力の1つです。
▲花が咲き乱れる様子(4月20日我が家の庭から)▲
また気温が高くなるとベースの色はダークグリーンになり、斑も白く変化しますが、この色合いも、また綺麗です。
冬の間も常緑性(地域によっては常緑~半常緑)で、一年中美しい葉色を保ちます。
ユーフォルビア・フロステッドフレームおすすめのポイント!
- 多彩な色や草姿の変化が一年を通して見せてくれる
- 他の草花にない個性的な姿が庭のアクセントになる
- ユーフォルビア・フロステッドフレームは最新のカラーリーフ品種
- 2012年プランタリウム 銅メダル受賞
- 紅葉が鮮やかで、寄せ植えや花壇のポイントになる
- 耐寒性・耐暑性・乾燥に強いので比較的手入れ(管理)が楽に楽しめる
ユーフォルビア・フロステッドフレーム育て方
栽培環境・日当たり・置き場
強い日ざしや乾燥には強く、多肉植物に近い性質をもっています。
乾燥に強いものの加湿には弱く、水はけが悪かったり、高温期に肥料が残っていたりすると、根や茎が腐る原因になります。できるだけ水はけをよくしておきます。
日当たりと風通し、水はけのよい乾燥した場所を選んで植えつけましょう。
日当たりを好み、明るい半日陰でも育ちますが、花つきをよくするには、できるだけ日に当てます。
水やり
庭植えでは、ほとんど不要です。
鉢植えは用土が乾いてからたっぷりと与えます。
春の伸長期には多めに与えてもよいのですが、夏は乾かし気味にします。
肥料
10月ごろと3月から5月に化成肥料を少量施します。
高温期には肥料分が残らないようにします。
病気と害虫
病気:さび病、うどんこ病
蒸れや根腐れに注意し、水はけと風通しをよくしておきます。
さび病やうどんこ病が発生することがあります。
害虫:カイガラムシ
少ないほうですが、カイガラムシなどがつくことがあるので、見つけしだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
山野草向けの用土が安全で、サボテン向けの用土も利用できます。
用土の例として、赤玉土3、鹿沼土3、軽石3、腐葉土1の配合土など、水はけのよいものをおすすめします。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:過湿を防ぐため、レイズドベッドや土を高く盛った場所や、石垣の上などに植えつけます。
浅植えにして、株元はバークチップや砂利などで覆っておきます。
水はけが悪い場合は、山砂や鹿沼土などをすき込んで土壌を改良しておくと良いでしょう。
植え替え:庭植えは数年間植えっぱなしでかまいません。
鉢植えは、根詰まりや用土の目詰まりで生育が悪くなるので、2~3年ごとに古い用土を落として植え替えをします。
植え替えは、10月か3月に行います。
ふやし方
株分け、さし芽、タネまきでふやします。
いずれの増やし方も、用土は鹿沼土小粒とパーライトなど配合して水はけのよ用土を用いて下さい。
株分け(適期:10月~3月):株分けで増やすこともできますが、株分け後の生育がよくない場合が多いため、あまりおすすめできません。
挿し木(さし芽)(適期:5月~9月):充実した若い茎を5~6cmに切り、切り口から出る白い樹液※1をよく洗い流します。
下葉を2分の1ぐらい取り除いてから、鉢にさします。
タネまき(適期:6月~8月):タネが熟したらすぐに鉢にまき、発芽するまで乾かさないように管理します。
水はけのよい場所では、こぼれダネで自然にふえることもあります。
関連記事>>>「ユーフォルビアの増やし方|挿し木の手順と時期は?」の詳しい記事はコチラ▼
主な作業
花がら切り:花がらを切り取ります。
切り戻し(剪定):
剪定・切り戻しは花後に行います。花は3月~6月にかけて咲きますので、
咲き終わったらそのままにせず株元近くでバッサリと切り戻します。
株元には新しい芽が出てきている場合があるので、その上あたりが目安です。地際から伸びる勢いのよい若い芽を育てるようにします。
株の更新:古株になると生育が衰え、枯れやすくなるので、さし芽やタネまきで株を更新します。
剪定時の注意
▲ユーフォルビアは、茎や葉を切ると毒性のある白い汁液が出ます。
これは切り口を保護するためのもので、空気に触れると乾いて固まります。
かぶれなどの炎症を起こすおそれがあるので、口にいれないことはもちろんですが、肌についたときはすぐに水で洗い流しましょう。
切り戻しなどの作業をする時は手袋をするなどして、十分注意して下さい。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
耐寒性のユーフォルビアは、欧米で人気が高く、多くの有名なガーデンに使用されています。
洋書など庭の写真集には必ずと言っていいほど登場し、憧れをお持ちの方も多いと思います。 美しく茂るモダンな姿がなによりの魅力です。
今回は、最新の斑入りのカラーリーフプランツとしておすすめのユーフォルビア・フロステッドフレームの特徴や育て方のポイントなどを中心にお届け致しました。
気温が高い時期は葉色は深緑、斑は白く、気温が低くなると葉色が濃くなり斑もピンクを帯び、今までに見たことのないような美しい姿に。
花はレモンイエローで花持ちよく、多彩な色変化を一年を通してみせお庭で映えること間違いなしの品種です。
ぜひ、この記事でユーフォルビア・フロステッドフレームの魅力を知って頂きお庭や寄せ植えの仲間入りになると嬉しいです。
関連記事>>>ユーフォルビアと一緒に植栽している、その他の宿根草と我が家の庭での一例をご紹介しています!
「手間いらずの庭|ユーフォルビア、コプロスマ、エリシマム【斑入り植物】」の詳しい記事はコチラ▼
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
また、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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