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アジュガの育て方|特徴や管理方法!日陰のグランドカバーにも最適!

アジュガは、常緑で日陰にも強いため、シェードガーデンのグランドカバーには最適で大変人気があります。

今まで日当たりが良くないから・・・と諦めていた場所を飾ってくれるカラーリーフとしてもオススメです。
また丈夫で、庭に植えれば、ほぼ手間いらずで育つところも魅力の1つです。

そこで今回は『アジュガの育て方|特徴や管理方法!日陰のグランドカバーにも最適!』のタイトルで、詳しくお届けしたいと思います。

こんな方におすすめ

  • アジュガを育ててみたい
  • 日陰に強い手間いらずの植物を知りたい
  • グランドカバーに向いている植物を知りたい
  • 初心者が育てやすい植物を知りたい
  • 湿った場所でも育つ植物を知りたい

目次

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アジュガの基本情報

  • 植物名:アジュガ
  • 科名:シソ科
  • 属名:キランソウ属(アジュガ属)
  • 学名:Ajuga reptans
  • 分類:耐寒性多年草(冬期常緑~半常緑種)
  • 原産地:ヨーロッパ、アジア
  • 開花期:春~初夏
  • 草丈:20cm~30cm前後(生育後の高さで花丈も含む)
  • 耐寒性 : 強
  • 耐暑性 : やや弱い 
  • 耐陰性:強
  • 日 照 : やや半日陰~日陰

 

アジュガとは?特徴は?

アジュガは、ヨーロッパを中心に分布するシソ科キランソウ属の多年草です。

暑さ寒さに強く、子株のついたランナーを旺盛に伸ばし、地面を覆うように生長する「匍匐(ほふく)性」の植物です。
またアジュガは耐陰性のある常緑多年草なので、シェードガーデン(日陰の庭)のグランドカバーに利用できます。

対して、横に広がる性質上、根が浅いので乾燥には弱く、直射日光の当たる場所には向いていません。
一日中強い日差しが当たるような場所ではあまり増えず、枯れてしまうこともあります。半日蔭から日陰に適した植物です。

よって、日当たりが悪く植物が育たないと諦めていたような場所に、オススメの嬉しい植物です。

ただ丈夫で手間いらずなな反面、意図しないところまでアジュガで覆われてしまった…ということもあるので、庭植えの場合、どこまでアジュガを使うのかイメージし、伸びてくるランナーを適宜誘導しながら調整していくと美しく仕上がります。

アジュガは春になると低く茂った葉の間から花茎を直立させ、品種によって紫やピンクの小花をいっせいに咲かせます。

アジュガの花は?

アジュガの花の画像
▲アジュガの花の様子

アジュガの花期は4月~5月。
花期になると、立ち上がった茎の上部に花序を出し、花径2㎝前後の唇形花を多数咲かせます。

※唇形花とは・・・
シソ科やゴマノハグサ科の植物に多く見られる花の形で、筒状になった花の先が上下に分かれ、唇のように見える花の事です。

また花は幾重にも重なって咲き、花序は10㎝前後の長さになります。
別名のジュウニヒトエは、この花の様子を十二単に見立てたものです。

花のない時期のアジュガは?

アジュガの葉の画像
▲花のない時期に紅葉したアジュガの葉の様子

葉は倒卵形で、茎は地面を這うように横に広がります。
草丈10~30㎝程度に成長し、ランナーを出しながら1株で径30㎝以上に広がります。
また葉は常緑性で、寒さに当たると赤味が強くなり、花の無い時期にもカラーリーフとして人気があります。

葉に白い斑の入る斑入りやシルバー葉など様々な品種も流通しています。

アジュガの斑入りの葉の画像
▲斑入りやシルバーや銅葉など多彩なアジュガの品種

 

関連記事>>>『アジュガの種類|おすすめの品種9選!特徴や画像も!【耐寒性多年草】』の詳しい記事はコチラ▼

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アジュガの特徴まとめ

 アジュガの特徴 まとめ 
  • 耐寒性多年草
  • 陰性が強いので日陰の植え込み(シェードガーデン)に重宝します
  • 乾燥に弱い=(イコール)ジメジメした場所でも育つ
  • ランナーを出してよく増え、匍匐(ほふく)性があるのでグランドカバーに最適
  • 常緑なので花のない時期もカラーリーフとして楽しめる
  • 丈夫で育てやすいので初心者ガーデナーの方におすすめ

 

アジュガの育て方と管理方法

栽培環境

水はけの良い、明るい日陰の場所が適しています。
耐陰性は強く1日に1時間程度の日照があれば、充分に育ちます。
逆に強い日差しや西日が当たる場所では土が乾きすぎたり、葉焼けを起こしたり枯れてしまったりします。
落葉樹の下や、建物の東側などの午前中だけ日が当たるような場所で育てて下さい。

また耐寒性もあり、0℃くらいまでなら外でも充分に育ちますが、霜や乾いた寒風に当たると葉が枯れるので寒冷地では簡単な霜よけを必要とします。

冬越し

植栽可能地域は、北海道中南部から九州です。
耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。
アジュガは乾燥が苦手なため、ほどほどに湿った状態を維持しましょう。
真夏は特に、土の湿り気を保つ程度の水やりを行ってください。

肥料

肥料を与えすぎると茎葉は茂りますが花が咲きにくくなるので要注意です。

植え付けの際に遅効性の肥料を置いておけば基本的に必要はありません。
追肥は、生育が悪いようなら春に緩効性化成肥料や固形の油粕などを株元に施します。

植え付け、植え替え

適期は3月~5月、9月中旬~11月中旬です。

植え付け(用土)

アジュガはあまり土を選びません。一般的な植物の培養土があれば十分です。
水はけがよく、水もちのよい土を好みます。具体的には地植えの場合、腐葉土やピートモスを多めに入れます。鉢やプランターは、赤玉土7:腐葉土3の割合の用土を使用します。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしているようなら植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

庭植えの場合は、増えすぎているようなら株分けを兼ねて植え替えを行います。
また地植えは4~5年育てていると生育が弱ってくるので、新しい場所に植え替えるか、同じ場所でも新しい土を入れて植え替えます。

剪定・切り戻し

アジュガの剪定は、株の形を整えるという目的よりも、増やし方のひとつとしておこないます。アジュガはランナーを伸ばして勝手に増えていきます。剪定することでランナーの伸びるのを促進して、広範囲にアジュガを増やしたり、逆に伸びるのを抑えるために剪定をおこないます。意図しない方向にも伸びていきますので不定期でトリミングが必要です。

剪定時期

剪定時期は花が終わった後となります。
アジュガの花の時期は6月くらいまでとなりますので、その時期が過ぎたら剪定を行うと良いでしょう。

花がら摘み

花が終わった枝をカットすること(花がら摘み)もアジュガの大切な剪定のひとつです。
そうすることで株の消耗を防ぐことができます。
花がら摘みをする場合は、花ひとつひとつではなく、花がついている根元から切り落とします。

増やし方(株分け)

株分けで簡単に増やすことが出来ます。

株分け

アジュガの株分けは、春先から初夏までと秋の2回おこなうことができます。適期は3月~5月、9月中旬~11月中旬です。
ランナーを出してよく増えるので、子株を切り離して植え付けて下さい。

株分けの方法

根を下ろしている細長い茎(ランナー)を先端から2~3節をつけて切り取り、節から出ている根もていねいに掘り上げ、他の場所に20cm間隔で植え付けます。鉢植えは、5号鉢(直径15cm)に1株が目安です。

病気、害虫

害虫:ハダニ・アブラムシ・ナメクジ 病気:灰色カビ病

ハダニは高温乾燥時期に発生し、葉から栄養を吸って植物を弱らせます。アブラムシは春先から発生し、茎葉やつぼみについて栄養を吸います。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。

灰色カビ病は傷んだ葉や花に灰色のカビが生える病気です。枯れた葉や咲き終わった花はこまめに取り除くようにします。夏に株が混み合って蒸れないようにすることも大切です。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

暑さ寒さに強く強健なので植えたままであまり手間がかからず、グランドカバーやカラーリーフとしても人気のアジュガ。

またガーデニングと言えば可愛い花が咲く、キレイな花が咲くと言う所にまず目が行きますが、アジュガは逆に直射日光が厳しい場所が苦手で、耐陰性が強いシェードガーデン向きの植物です。

午前中だけ陽が当たる、あるいは夕方に少し陽が当たるという程度の日照から、一日中あまり陽は当たらないが明るい日陰という場所まで、今まで日当たりが良くないから・・・と諦めていた場所を飾ってくれる大変魅力的な植物です。

あなたも日当たりの悪く何を植えようか悩んでいる場所があれば、是非アジュガを育ててみて下さいね。

今回は『アジュガの育て方|特徴や管理方法!日陰のグランドカバーにも最適!』のタイトルでお届け致しました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。

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