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ビオラとパンジーの違いは?|植え付けや水やりのコツも!

ビオラ、パンンジーは冬から春まで長く咲く春のガーデニングには欠かせない一年草です。

夏と違ってさみしくなりがちな冬の花壇やプランター。
そんな時でもカラフルな花を咲かせてくれるビオラとパンジーは、とても心強い存在です。

またビオラ、パンジーは、植えつけや日々のちょっとした手入れ次第で、ワンシーズンで咲く花数がかなり違ってきます。

そこで今回は「ビオラとパンジーの違いは?|植え付けや水やりのコツも!」のタイトルで、植え付けのコツや水やりの注意点などを、まとめてご紹介します。

こんな方におすすめ

  • ビオラ、パンジーの違いを知りたい
  • ビオラ、パンジーの植え付ける時のコツを知りたい
  • 冬の彩りにビオラやパンジーを植えて楽しみたい
  • ビオラやパンジーの冬の間の水やりについて知りたい

それでは詳しくみていきましょう。

目次

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ビオラとパンジーの違いは?

ビオラとパンジーの違いは色々な説がありますが、そもそも明確な区別はありません。

ビオラとパンジーはどちらも植物分類上ではスミレ属(Viola)に属します。

もともとはヨーロッパから西アジアに自生する4~6種類の野生種から始まり、お互い別々に育種が進みました。
その中で、大輪の花のものをパンジー。
茎が株立ちになって小輪の花を多数咲かせるものをビオラと呼んで区別しています。

しかし現在はお互いが複雑に交雑され進化していることから、厳密な線引きが難しくなってきています。

便宜的に、

花径が約5cm以上のものをパンジー

花径が5cm以下のものをビオラ

と呼ぶ傾向が多いようです。

 

ビオラ・パンジーとは?

 

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  • 学名:Viola
  • 科名:スミレ科
  • 属名:スミレ属
  • 分類:草花

ビオラとパンジーは冬から春にかけて長く咲く一年草です。

ビオラ、パンジーのもとになった野生種は、ヨーロッパから西アジアに多く自生しています。
冷涼な自生地では多年草として生育しますが、高温多湿には弱いという性質を持っています。
この性質を受け継いだビオラやパンジーも、日本では初夏に枯れてしまうために一年草として扱われています。

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またビオラ、パンジーは、色、形、咲き方の種類が豊富で、毎年100を超える魅力的でバラエティに富んだ新品種がつくり出されています。
その中でも特に日本はビオラとパンジーの品種改良の最先端を走っています。

交配の作業が比較的簡単に行えることから、現在では個人育種家も多く、商業ベースに乗らない個性的な花も楽しまれています。

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ビオラとパンジー育てるには、種まきから育てるか、苗で購入するかのどちらかになります。

ビオラとパンジーを種まきする

園芸店や通信販売で種を購入して準備をしておきます。
ビオラやパンジーは、とても品種が豊富な花で、毎年新種も出てきます。

こだわりの色合いのものが欲しい方、たくさんの苗が欲しい方は種から育てるのもよいでしょう。
管理は大変ですが、種から育てた花の一番花が咲いたときの喜びはひとしおですね。

種まきの準備

ビオラ、種を購入したら、まずは冷蔵庫の野菜室に入れて保管します。
一度寒さを感じさせると、それぞれの種の発芽がそろいやすくなる効果があります。

ビオラとパンジーの種まきの適期はいつ?

1.8月後半から9月中旬までに種をまく

種まきに慣れた中級ガーデナー向きです。

早くに蒔くので、10月ごろに一番花が開花します。
ただし、そもそものビオラ、パンジーの発芽の適温より高い時期に蒔くため、発芽するまで冷房の効いた部屋で管理したり、発芽率自体にもバラつきがあったり、病気も出やすいので管理には工夫が必要です。

2.9月中旬ごろから下旬までに種をまく

一番スタンダードなビオラ、パンジーの種まきシーズンです。

一番発芽率がよいので、はじめてビオラを種からまく方は、この時期に蒔くのがおすすめです。
早いと1番花が年内に咲き始めます。

10月以降でも気温が下がりすぎなければ種をまくことは可能ですが、開花がかなり遅くなります。

ビオラ、パンジーの種はどうやってまく?

たくさんのビオラ、パンジーの苗が必要な方は、育苗トレーなどの箱状のものやピートバンなどの種まき専用の商品に蒔いてから、本葉が2~4枚になったらポット苗に移植します。

少しの苗数でいい方は、ポット苗やポット苗の形状で、そのまま土に埋められる種まき専用商品などに種を蒔いて、よい芽を残して間引いてから定植まで育てる方が移植の手間がないので簡単です。

ビオラ、パンジーの種まきで注意する点は、清潔な土にまくことが大切です。
種まき専用の土も販売されています。
またポット苗のポットを使いまわす場合は、必ずきれいに洗ってから使用しましょう。
ポットの代わりに、紙コップに穴をあけたものでも代用可能です。

種の袋に情報が!

はじめてビオラ、パンジーの種まきをする方は、日本の種苗メーカーから販売されている種をおすすめします。

地域によっての種まきの時期、覆土のしかた、移植のタイミングなどなど、種の裏に必要な情報が詰まっています。
ビオラ、パンジーの種を買ったら袋の裏の説明書きに注目してみてください。

ビオラを苗で購入

最近は秋早くからビオラやパンジーの苗が出回り始めます。
苗を購入する場合は、ヒョロヒョロと徒長していない、葉っぱがきれいな緑色のビオラ、パンジーの苗を選んでください。
弱っている苗は、日光不足で徒長していたり、葉っぱが黄色くなったりします。

また株元をよく見て下さい。
株元がぐらついていると、そこから傷み、株が弱ってしまうので確認して選んで下さい。
たくさんの苗を見比べて丈夫なビオラ、パンジーを選んでください。

ビオラの流通時期

おすすめの購入時期は、種類が豊富に出回る10月末~11月頃です。

ビオラやパンジーの花が一番咲き誇るのは春ですが、苗の流通は10月ごろから始まり、一番多くの品種、レア品種が出回るのは1月くらいまでです。その後も苗が出回りますが、少しずつ流通量、種類が減っていきます。
品種や色合い、咲き方などにこだわりがある方は早めに園芸店で購入するようにしましょう。

 

ビオラとパンジーの植え付け|どうすればいい?

ビオラの植えつけ画像

ビオラ、パンジーを植え付ける場所

ビオラ、パンジーは地植えでも鉢植えでも栽培可能です。
ビオラ、パンジーは太陽が大好きな草花です。風通しがよく、日当たりのよい所で育てます。日当たりはビオラ、パンジーの花数にも影響します。また、必要な光が足りないとヒョロヒョロと徒長してきて病害虫の被害にあってしまう可能性が高くなります。

ビオラ、パンジーの植え付け

ビオラ、パンジーを1株で植えるなら、もともとのポット苗よりひと回り大きい鉢を選びましょう。
土は自分で配合するというやり方もありますが、ひと鉢だけなら花用の培養土として販売されているものがおすすめです。ビオラは開花期間が長い草花なので必ず元肥を入れて植え付けましょう。

植え付ける時に注意するのはビオラ、パンジーの苗を植える深さです。ポット苗に植わっているビオラ、パンジーの土とちょうど同じくらいの深さに土を掘って植え付けます。鉢植えのビオラ、パンジーはいつでも植え付けが可能ですが、地植えのビオラは霜が降りる季節より前か、霜が降りなくなってからのどちらかに植え付けます。

また寒い時期の株間は詰めて植え付けるのがおすすめです。
一般的には、成長を見越して株間は1株分程度あけて植えつけるのですが、ビオラやパンジーは気温が15度を下回ると成長がゆっくり、緩慢になります。

そのため、株間を広くあけると春までの間は土が目立ち花が寂しい感じに見えてしまいます。
気温が低い間は株間はあけずに詰め気味に植え付けましょう。

ビオラ、パンジーの土

ビオラ、パンジーを地植えする場合は、すでに草花が問題なく育っている環境ならすぐに植え付けることができます。
鉢植えのビオラは、草花用の培養土で問題なく育ちます。

■植えつける時のポイント■

  • 地植えでも鉢植えでもOK!日当たりのいい場所で育てること
  • 1株で植える場合もともとのポットより一回り大きい鉢に植える
  • 地植えの場合は霜が降りる季節より前か、霜が降りなくなってから植え付ける
  • 寒い時期は成長が緩慢なので植え付ける株間は詰め気味に植えると見栄えが良い

 

 

ビオラ、パンジーの水やり

水やりのジョーロの画像

鉢植え・・・冬の乾燥に注意

基本的には鉢の表土が乾いたら水やりをします。

その際、花に水がかかると花が傷む原因になるため、ジョウロで株元に水をたっぷり与えます。

水やりの「乾いたらたっぷりと」とは、よく聞いたり見かける言葉ですよね。
では、乾いたらたっぷりとってどんな感じ?って方も多いのではないでしょうか。水は足らなくても、やりすぎでも苗が弱ります。水やりのコツをつかむと、園芸レベルが上がります。

乾いたら・・・最初に植えこんで水やりをした時の土の表面をよく見ておいてください。使う土の種類によりますが、黒だったり茶色だったりと、ダーク系の色のはずです。それが乾いてくると元の色より白っぽくなります。この状態が「乾いたら」です。

たっぷりと・・・株に、と言うよりは、土の表面に優しく何回かに分けて水をあげると、しばらくすると鉢底から水がこぼれてきます。この状態が土に水がたっぷりと浸透したサインです。

水やりの時間は?・・・午前中に!

ビオラ、パンジーの、水をやる時間帯は午前中にします。
これは午後に水をやると夜までに土が適度に乾かず、余分な水分が鉢内に残って凍り、株を傷めることになるからです。

庭植え・・・水やり不要

庭植えの場合は、基本的には水やり不要です。

ただし、雨が降らない日が続く場合は、株の様子を見ながら適宜水やりをしましょう。

暖かくなってからの水やりは毎朝で問題ありませんが、冬の水やりは特に上記を意識してみてください。
土に注目していると、水をあげるタイミングがわかるようになります。

 


 

関連記事>>>「ビオラとパンジーの花が咲かない理由は?対策と季節の育て方も!」の詳しい記事はコチラ▼

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最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

ビオラ、パンジーは冬から春にかけて長く咲く一年草。

ビオラとパンジーの違いは、現在はお互いが複雑に交雑され進化していることから、厳密な線引きが難しくなってきている
のですが・・・
便宜的に、花径が約5cm以上のものをパンジー、花径が5cm以下のものをビオラと呼ぶ傾向が多いようです。

色、形、咲き方の種類が豊富で、毎年魅力的な新品種もつくり出され、春のガーデニングにかかせない草花「ビオラとパンジー」。

上手に植えつけ、水やりのコツを知って長く楽しみたいですね。

それでは、今回は以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

また、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 詳しい解説有り難うございました。
    疑問も解消でき、参考になりました。

    • まおみさん♬こちらこそ~嬉しいコメントをありがとうございます!!
      記事を書く励みになります!!

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