スモークツリーの花が咲かない理由は？オスとメス(雌雄)の株の見分け方も！

2019年5月24日2023年7月6日

スモークツリーは、初夏に咲く糸のように伸びた花姿が、まるで煙のように見えることから「スモークツリー」と名付けられました。

見頃の時期になるとフワフワモクモクと煙のような花で庭を優しい雰囲気にしてくれます。

しかしスモークツリーを購入して庭に植樹したけれど、何年経過してもスモーク（花）が咲かないという声が多く聞かれるのも事実です。

そこで今回は「スモークツリーの花が咲かない理由は？オスとメス(雌雄)の株の見分け方も！」のタイトルで、なぜ花が咲かないのか？フワフワしないのか？をご紹介していきたいと思います。

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スモークツリーとは？

スモークツリーはウルシ科ハグマノキ属の落葉樹で、日本では「煙の木」や「霞の木」、「白熊の木」といった別名があります。

成長速度が早く気温の変化にも強いため、庭などにシンボルツリーとして植えられることも多い樹木となっています。

▼わが家のスモークツリーを動画で見ていただけます！

▲我が家でも玄関の横でシンボルツリーとして、初夏の見頃の時期になるとフワフワモクモクと綿菓子の様なピンクの可愛いスモークで、パッと庭を明るくしてくれます。

実はこのスモークツリーのモクモクは、花ではなくて花後の花柄の
不稔花（ふねんか）が、糸状に伸びたものです。

そして品種(種類)によっては花つきが良くなかったり、花が咲きにくいスモークツリーもあります。

＞＞＞『スモークツリーの主な品種(種類)！画像や特徴も！』の詳しい記事はコチラ▼

それではスモークツリーを育てる中で多いご質問と、考えられる答えをご紹介します。

Q.
五年位前に買ったスモークツリー、その後はどんどん木が大きくなるばかりで花が咲きません。
なぜ咲かないのでしょう？

A1.一般的な原因としては、スモークツリーは
日当たりで水はけのよい用土を好み、
日当たりの状態によって開花に影響があるようです。
日照を確保するようにしましょう。

また、根はりが強いような場合は、先のとがったスコップ（剣スコップ）を、株近くの土に突き刺して根を切る「根切り」をすると、花が咲きやすくなります。肥料は草木灰を多めに施します。

Q.
スモークツリーのスモーク、綿毛が出ません。
雌雄が関係しますか？
うちのスモークは雄雌どちらなのでしょうか・・・

A.残念ながらスモークになるのは雌木(メス)だけです。初夏から真夏にかけて、雌(メス)の木は長さ20cmほどの不稔花(ふねんか)の花柄が伸びて羽毛状になります。
これがスモークの花といわれているものですが、実際は直径3mmほどの目立たない花を咲かせた後、残った軸の部分が羽毛のようになり、煙が立ち上っているような姿になります。
これは、種が遠くに飛ぶように進化したもので、雄株(オス)の花には見られません。

現在、販売されているスモークツリーは『雌株(メス)です』と書かれてあるものや、販売されているのは雌株のみの場合が多いのですが、以前はどちらか分からないまま販売されていることがあったようです。

雌雄の区別は花が付かないとわかりません。

何年経過してもスモークツリーのモクモクフワフワが出てこない場合や、自分が購入した株がオスメス(雌雄）どちらか知りたい場合は開花時期に調べることが出来ます。
花の咲いている5月頃に株を見るのが最も確実な方法です。