カラーリーフ、リーフプランツという言葉を聞かれたことはあるでしょうか?
カラーリーフとは、一言でいえば「おもに葉を鑑賞する植物」のことを指し、主に葉を楽しむ植物のことです。
その中でも、今回は種類が豊富で大変おすすめなカラーリーフプランツの1つヒューケラ(ツボサンゴ)を「ヒューケラの育て方と特徴|種類やカラーリーフとしての使用例も!」のタイトル内容で、ご紹介したいと思います。
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ヒューケラの基本情報
- 植物名:ヒューケラ
- 学名:Heuchera
- 別名:ホイヘラ
- 科名:ユキノシタ科
- 原産地:北アメリカ
- 分類:多年草/耐寒性
- 草丈:10~30cm
- 開花期:5~6月
- 植え付け期:3~5月、10~11月
ヒューケラとは?特徴も!
ヒューケラとは葉色が豊富で、世界的に注目されているカラーリーフプランツです。
ツボサンゴの仲間で、近年は様々な葉色の園芸品種が生まれています。
ヒューケラは葉色が多彩なカラーリーフで、葉の形や大きさがさまざまで、葉が重なるように密集して茂るのが特徴です。
いくつかの種や園芸品種には花の美しいものも多く、赤やピンク、白の小花が群れ咲き、花壇やコンテナをにぎやかに彩ります。
コンパクトにまとまっているので寄せ植えにも向いています。
また一年を通して葉をつける常緑性で、ほぼ一年中同じ草姿を保ち、またとにかく手入れがほとんんど必要ないのが最大の魅力です。
緑葉のものから黄色や赤紫色の葉、そして斑入り葉など色や模様は変化に富みます。
品種にもよりますが夏の直射日光に弱いため、半日陰に植えるのが最適です。
また、-15度まで耐寒性があるため、冬の防寒は必要ありません。
品種の特性をよくつかんで、ヒューケラどうしをいろいろ組み合わせて植えるだけでも雰囲気が出るので、本当に大変おすすめなリーフプランツです。
ヒューケラの育て方
環境・日当たり・置き場
ヒューケラは耐寒性が強く耐暑性もあり、乾燥にもかなり耐えられます。
しかし、品種によっては夏の直射日光で葉焼けするものもあるので、落葉樹の下など、夏は日陰や半日蔭になるところが適しています。
斑入り葉や淡色系のものは特に暑さをやや苦手として、真夏の強光、高温多湿、強乾燥注意が必要です。
また、土壌の水はけも大切で、株元が多湿であったり夏に肥料分が残るようだと、根腐れや茎腐れで株が傷み、枯れることもあります。
耐陰性があるので、建物や塀の際で日陰になるところの植え込みにも向いています。
環境が合えば剛健で放任していても綺麗に成長します。
水やり
用土が乾いてから、たっぷりと水を与えます。
苗を植えつけて根が張るまでは乾かさないよう注意します。
大株になればかなりの乾燥に耐えられます。
肥料
3月~4月、10月~11月に粒状の化成肥料を株の周囲にまいておきます。
月に3回ほど液体肥料を施すのも効果的です。
しかし、夏の高温期には肥料分が残らないようにします。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、カイガラムシ、ネマトーダ、ナメクジ、ダンゴムシ
風通しや水はけが悪いとカイガラムシやネマトーダが発生することがあります。
日陰で湿り気のあるところでは、ナメクジや不快害虫のダンゴムシに注意が必要です。
用土(鉢植え)
庭植えでは、水はけをよくするために、腐葉土などをよく混ぜておきます。
鉢植えでは、赤玉土4、鹿沼土3、腐葉土3の配合用土などが適しています。
植えつけ、 植え替え
鉢植えの場合は、1~2年ごとに植え替えます。
庭植え(地植え)では、込み具合や生育の様子を見て3~5年ごとに、株分けや植え直しをするのがおすすめです。
増やし方
主に春か秋の株分けで増やしますが、茎の立ち上がったものや、わき芽の多いものではさし芽もできます。
品種にもよりますが、一般的なツボサンゴや「パレス・パープル」などは、タネからもふやせます。
主な作業
花がらや枯れ葉は早めに取り除いておくとすっきりと見栄えがよくなります。
茎が立ち上がって老化してきた株は、バークチップや腐葉土を株元に敷いて茎が隠れるようにすると、新しい根が伸びて株が若返ります。
しかし基本的には、手入れがほとんど必要なく、ローメンテナンスのうえ、周年楽しめます。
ヒューケラ(ツボサンゴ)の種類
ヒューケラ シルバースクロール
銀白色の葉が渋さと華やかさを合わせ持つヒューケラ シルバー スクロール。
シルバースクロールは、葉色が周年変化せず、銀色の丸みのある葉にはっきりと入る黒い脈が綺麗です。光沢のあるメタリックシルバーに黒い脈がはっきり入る葉色が美しい古くからある人気の品種。
ヒューケラ 赤色ツボサンゴ
日本でも古くから栽培される赤い花が美しいタイプの赤花ツボサンゴ(ヒューケラ) 。
ヒューケラ(ツボサンゴ)と言えばやはりこれ、赤色ツボサンゴという、そんな方も多いのではないでしょうか。
鮮やかな色ではありますが、風情があり、山野草の庭にも合いますし、和洋問わず栽培できます。寒冷地では冬に葉が赤く紅葉します。
ヒューケラ サーカス
ライムイエローの葉に赤いラインがはっきりと入り、時に葉全体がピンクに変わるツボサンゴ(ヒューケラ)‘サーカス’。
2019年より販売開したばかりの新しい品種です。
名前の「サーカス」のとおり、にぎやかな葉色で、鮮やかなピンクの花を咲かせて、日陰を明るくしてくれます。
従来の黄金葉+赤脈の品種に比べると、丈夫さ、生育の早さが特長です。
生育の早い「キャラメル」などと同じ、ヴィロサからの品種なので、性質が強健で、大株が作りやすく、初心者の方にもおすすめです。
ヒューケラ スペルバウンド
ヒューケラ スペルバウンドはパープル系の大型種で、葉に切れ込みが入ります。
花壇、鉢植え、切り花、グランドカバーと用途は多彩です。葉色は季節や置き場所によって変化します。
日陰でもマット状になる葉の神秘的な色が1年中楽しめ、初夏から夏にかけては珊瑚のように咲く小花が美しい品種です。
ヒューケラ フリンジチョコ
ヒューケラ フリンジチョコは、濃いチョコレートブラウンの葉にフリンジが入る品種です。
フリンジチョコは、色鮮やかなヒューケラの大株仕立て。
1株で美しい鉢植えに、またガーデンの彩りにと大活躍します。
葉は常緑のため1年中楽しめます。
寄せ植えに合わせやすく、他の植物を引き立てます。
ヒューケラ使用例:画像
我が家の庭や寄せ植えで活躍しているヒューケラ使用例の画像です。
参考になれば・・・
寄せ植えに(鉢に)
▼2種類のヒューケラを鉢に寄せ植えしたもの
▼ライムグリーン色のヒューケラ(ディコンドラとシレネユニフローラと寄せ植え)
地植えグランドカバーに
▼アンティークレンガの横にも似合うヒューケラ。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
最近大変注目されているカラーリーフプランツの代表ともいえるヒューケラ。
今回は「ヒューケラの育て方と特徴|種類やカラーリーフとしての使用例も!」のタイトル内容で、ご紹介致しました。
ぜひあなたも、とにかく手入れがほとんど必要なく、ノーメンテナンスのヒューケラをお庭で活用してみて下さい。
これから庭をお考えの方に少しでも参考になれば幸いです。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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