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レインボーファン(コンテリクラマゴケ)とは?育て方のポイントや特徴も!

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レインボーファン(コンテリクラマゴケ)という植物をご存知ですか?

光のあたり具合で葉の色が変わるので、レインボーファンと呼ばれ、観葉植物やテラリウムの素材としても人気が高い植物です。

そこで今回は『レインボーファン(コンテリクラマゴケ)とは?育て方のポイントや特徴も!』のタイトルで、レインボーファンについて詳しくご紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • レインボーファンについて知りたい
  • レインボーファンの育て方や特徴を知りたい
  • レインボーファンの青く光る謎や冬越の最低温度を知りたい
目次

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レンボーファンの基本情報

  • 植物名:レインボーファン
  • 科名:イワヒバ科
  • 属名:イワヒバ属
  • 学名:Selaginella uncinata
  • 別名:コンテリクラマゴケ(紺照鞍馬苔)
  • 分類:非耐寒性常緑多年草
  • 耐寒性 : 普通(5℃)
  • 耐暑性:普通(直射日光が苦手)
  • 耐陰性:強い
  • 原産地:中国南部

 

レインボーファンとは?特徴も

レインボーファン(コンテリクラマゴケ )は、グラデーションがかかる葉色が非常に美しいイワヒバ科でシダ植物の仲間です。葉の色がエメラルドグリーンと美しく、光のあたり具合で葉の色が変わるので、レインボーファンと呼ばれています。

匍匐性の常緑多年草ですが、日差しの強い場所では葉が傷むことから、直射日光を避け、湿った水はけの良い土を好みます。

逆をいえば、庭の湿った日陰や半日陰で栽培するものがない。と諦めていた方にはピッタリの植物です。ただ冬越しの温度は最低5℃以上となっていますので、降雪や霜の恐れがある地域での冬季管理は、室内で行うと良いでしょう。

よってレインボーファンは、鉢植えでの栽培が管理が簡単だといえます。耐陰性が強く、明るい日陰で育てることができますので、玄関などに置いて育てるのにも向いています。

レインボーファンの葉や生長は?

我が家のレインボーファンの画像
▲這う場所がないので上へ生長している(笑)我が家の半日陰の場所のレインボーファン▲

レインボーファンは、育成環境の光量によって、葉色を変化させるシダの仲間です。
側枝をどんどんと分枝しながら地を這うように生長するので、樹陰や日陰のグランドカバーにも適します。

レインボーファンの花は?

レインボーファンなどのシダ植物は、花や実を付けません。

レインボーファンの葉の秘密は?

レインボーファンの葉の画像

レインボーファンはとても珍しい葉を持ちます。構造色※を作り出す葉っぱです。よって、レインボーファンは葉っぱの本来の色は緑ですが、その構造が青い光を反射しているので、緑の葉の上が青く見えているのです。これがレインボーファンの葉が見る角度に応じ、様々な色彩に変化するように見える秘密です。

構造色とは・・・光の波長あるいはそれ以下の微細構造による、分光に由来する発色現象を指す。身近な構造色にはコンパクトディスクやシャボン玉などが挙げられる。構造色の特徴として、見る角度に応じて、様々な色彩が見られることが挙げられる。『生きた宝石』とも呼ばれるモルフォチョウの翅(はね)は、鮮やかな青色をしているが、これは鱗粉表面に刻まれた格子状の構造による構造色である

 

レインボーファンの育て方は?

栽培場所・日当たり

レインボーファンは直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので明るい日陰での栽培が適しています。

屋内で育てる場合

レインボーファンは耐陰性が強いため屋内でも育ちます。5℃まで耐寒性もあるので、玄関などの暗くて温度の低い場所にも置くことができます。

繊細な葉を持つので強い日差しが当たると葉焼けを起こしてしまいます。直射日光を避け、レースのカーテン越し程度の光を当ててください。

また葉が乾燥するとチリチリになって枯れることがあるので、冷暖房の風が直接当たらないようにしましょう。

屋外で育てる場合

レインボーファンは春から秋にかけて屋外で育てることも出来ます。レインボーファンは直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので明るい日陰で管理しましょう。耐陰性があるので、日陰でも育ちます。

冬場は5℃まで耐えられますが、霜が降りると枯れてしまうので寒くなったら室内へ移して管理しましょう。

水やり

レインボーファンは湿度の高い環境を好む植物です。乾燥すると葉が枯れてしまうので水切れには注意してください。

春から秋にかけての成長期には土の表面が乾いてきたら水やりをしましょう。鉢の底から水が流れ出るくらいまでたっぷりと与えます。

冬の期間は生育が緩やかになるため水やりは控え目に与えます。ただし、日当たりが良く暖かい室内に置いている場合は、生育するようなら通常通り水を与えましょう。

肥料の与え方

レインボーファンはあまり肥料を必要としない植物です。レインボーファンの成長が緩やかになる冬場や、植え替え直後など根が弱っている時期には肥料を与えないようにしてください。過度に肥料を与えると肥料焼けを起こして株が弱ることがあります。

肥料を与える場合は、春と秋の生育期に規定の濃度に薄めた液体肥料を時々与える程度で良いでしょう。

レインボーファンの植え替え・植え付け・用土

レインボーファンの植え替え・植え付けは、生育期に入る4月~5月頃、あるいは10月頃が適しています。

市販されている観葉植物用の土でOKです。自分でブレンドする場合は、腐葉土4:ピートモス3:パーライト3などの割合で混ぜた土を使用します。また市販の用土を使う場合、ピートモスを2割ほど混ぜると保水性や通気性を高めることができます。

植え替えの頻度は2年に1度のペースが目安ですが、新芽の伸びが悪かったり鉢の底から根が出てきたりしたときも植え替え時です。根が詰まると根腐れや葉の変色を引き起こすので様子をみて植え替えをしましょう。

病気・害虫

病気:レインボーファンは特に目立った病気の心配はありません。

害虫:レインボーファンのようなシダ植物にはハダニが付くことがあります。

ハダニは春から秋の暖かい時期に発生する害虫で、乾燥した環境を好みます。葉の裏に棲みついて養分を吸い取り、植物を弱らせます。ハダニが付着しているのを見つけたらすぐに取り除いてください。被害が大きい場合は市販の殺虫剤を使用して駆除します。

ハダニは水に弱いためこまめに葉水を与えることで予防することができます。

レインボーファンのふやし方

レインボーファンは、挿し木や株分けで増やすことができます。挿し木や株分けはレインボーファンの生育期である4月~5月頃、もしくは9月中旬~10月頃が適期です。

挿し木で増やす場合は、丈夫な若い枝を選んで切り取り、水に20分ほど浸します。挿し木用の新しい土を入れた鉢に切り取った苗を挿し、新芽が出るまで土を乾かさないように管理します。

レインボーファンの株分けは、大きくなった株を植え替える際などに行うとスムーズです。手順としては、鉢から株を抜き取り、根についた土をほぐして落とします。手やハサミで株を切り分け、土を入れた鉢にそれぞれ植え付けます。株が落ち着くまでたっぷりと水やりしながら日陰で管理します。

新芽が出たら明るい日陰へ移し、通常通りの育て方に戻しましょう。

乾燥して茶色い葉になったら

観葉植物としてだけではなくテラリウムの素材等にも利用されるレインボーファンは人気が高い植物です。

湿度のある環境を好むため、特にレインボーファンの葉は乾燥に弱く水切れを起こすとチリチリになって枯れてしまいます。水やりと葉水を十分におこない乾燥を防ぐ必要があります。

乾燥して茶色くパリパリになった葉は復活しないので取り除いてください。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

レインボーファンなどのシダ類は、花や実を付けませんので一見地味に思えますが、耐陰性が強いので庭の日陰でも育つ植物を探されていた方には、ピッタリの植物ではないでしょうか。また水やりや肥料、剪定などにもほとんど気を使わなくてよいので育て方はとても簡単です。

またレインボーファンは、涼しげな印象や、森から連れてきたようなナチュラルなイメージがあるので、観賞用として、とても人気があります。

ガーデニング初心者の方にとっても、育て方が簡単で美しい葉色のレインボーファンに挑戦してみるのはいかがでしょうか?

今回は『レインボーファン(コンテリクラマゴケ)とは?育て方のポイントや特徴も!』のタイトルでお届け致しました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

庭師歴30年の夫と一緒に、「手間いらずで居心地のいい庭作り」をテーマに、DIYで庭作りを楽しんでいます。
丈夫で育てやすい宿根草や雑木を使い、一度植えたら手間がかからない庭を実現。アンティークレンガを使ったデザインで、時間をかけずに植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりのアイデアをお届けします。
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