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ラズベリーを鉢植えで育てるには?植え付け時期とメリットやデメリットも!

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ブルベリーと並んで人気の高いラズベリー
夏の初めに甘酸っぱい可愛らしい赤い実をつけます。

庭に収穫できる果樹があるのって楽しみですよね。
でも、広い庭がないから果樹を育てられないと思ってませんか?

そこで今回は、果樹の中でも丈夫で育てやすく、人気のラズベリーを『ラズベリーを鉢植えで育てるには?植え付け時期とメリットやデメリットも!』のタイトルで、鉢で育てるラズベリーについてご紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • スペースがあまりないがラズベリー(果樹)を育ててみたい
  • ラズベリーの鉢植えする植付けの時期を知りたい
  • 鉢植えでラズベリーを育てるコツを知りたい
  • 鉢植えでラズベリーを育てるメリットやデメリットを知りたい
目次

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ラズベリー(キイチゴ)の基本情報

  • 植物名:ラズベリー
  • 科名:バラ科
  • 属名:キイチゴ属
  • 学名:Rubus.spp.
  • 英名:Raspberry
  • 別名:キイチゴ、フランボワーズ(フランス語:framboise)
  • 開花期:4月中旬~5月中旬、8月下旬~9月(二季なり性)
  • 花色 : 白
  • 収穫期:6月~8月上旬(一季なり性、二季なり性) 9月中旬~10月(二季なり性のみ)
  • 分類:落葉小低木
  • 樹高:1~1.5m前後
  • 耐寒性 : 強い
  • 耐暑性:強い(加湿や蒸れに弱い)
  • 付けから収穫までの期間:2年
  • 自生地:北アメリカ、ヨーロッパ

 

ラズベリー(キイチゴ)とは?特徴も

ラズベリーとはバラ科キイチゴ属に属する低木果樹、およびその果実のことで、日本では「木苺(木イチゴ)」と呼ばれます。果実は甘味と酸味があり、ジャムやケーキ、果実酒などに用いられます。

ブルーベリーと並んで人気の高いラズベリーは、たくさんの小さな実が集まって一粒の実になる集合果。夏の初めに甘酸っぱさと香りの良さを兼ね備えた愛らしい赤い実をつけます。果実は美味しいだけではなく、ポリフェノール類やビタミン C 、食物繊維を多く含むことから、美容効果も期待できます。

また樹高が低いラズベリーはベランダなどの限られたスペースでも鉢植えで、コンパクトに栽培することができます。さらにブルーベリーと違って一本でも実がつくので育てやすい上、病害虫がほとんどありません。

よってラズベリーは、栽培においては最も簡単な部類に入る果樹であるため、初めて果樹を育てる方に大変オススメです。

ラズベリーの花は?

花期:4月中旬~5月中旬

ラズベリーの花の画像

ラズベリーの可愛らしい白い花は実を付ける前に開花します。一季なり性は4月中旬~5月中旬。二季なり性は、4月中旬~5月中旬と8月下旬~9月頃と2回お花を咲かせます。二季なり性の品種は、白く可憐な花も二度咲くので、育てる楽しみが2倍に広がります。

ラズベリーの実は?

収穫時期:6月~8月上旬

ラズベリーの実の画像

ラズベリーの収穫時期は、6月~8月上旬。二季なり性の品種は、さらに9月中旬~10月にも収穫ができます。苗を購入した次の夏からすぐに実が楽しめるのは、ラズベリーならでは。実の先端から色づきはじめ、果柄の近くまで完全に赤くなれば、食べごろです。

ラズベリーはコンパクトに栽培できる?

樹高が低いラズベリーはベランダなどの限られたスペースでもコンパクトに栽培することができます。さらにブルーベリーと違って一本でも実がつくので育てやすい上、病害虫がほとんどありません。病害中がほとんどないということは、イコール=農薬を使わずに(無農薬で)栽培できるということです。

ラズベリーの種類(品種)は?

バラ科の「ラズベリー」には、バラ同様に棘(トゲ)を持つものが多く、日本では約40種類の野生種が自生しています。しかし品種によってトゲのあるものとないものがあります。また実の収穫も、夏に一回収穫できる『一季なり性』と、夏と秋の2回収穫できる『二季なり性』など、品種によって大きな違いがあります。

枝の形状も、真っすぐに伸びる『直立性』と、アーチ状に曲がる『半直立性』があります。

関連記事>>>ラズベリーのおすすめの品種の詳しい記事はコチラ▼

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地植えではなく鉢植えで栽培する理由とメリット!デメリットも!

鉢植えのラズベリーの画像

ラズベリーが人気の理由の1つとして、害虫や病気に強いうえ、寒さ暑さにも比較的順応しやすいため、初心者でも育てるのがとても簡単ということが挙げられます。

しかし反面、丈夫で繁殖力が強いということは、どんどん繁殖して地植えにすると地下茎でいたるところに芽を出し庭中ラズベリーだらけになり、そして収拾がつかなくなる恐れがあるということです。

地植えをしたところ旺盛すぎて暴れて困るとよくいわれる『ブラックベリー』ほどではありませんが笑、ラズベリーも、よく茂ります。

そこで、繁殖しすぎないように管理を簡単にし、コンパクトに育てたい場合は、最初から鉢植えにするのがおすすめです。我が家でも、鉢植えで育てていますが、とても元気に育ち、たくさん収穫できました。

メリット1.コンパクトに育てられる

根が鉢の限られたスペースで生長するので、枝も伸びすぎることがなく、コンパクトに育ちます。肥料も十分に行きわたりやすくなります。

メリット2.果実がつきやすい

同じ条件の苗木でも、地植え(庭植え)よりも1~2年早く収穫が始められます。

メリット3.移動・管理がラク

鉢植えなら栽培に適した場所への移動も簡単に行え、管理がラクにできます。
(夏は乾燥を防ぐために半日陰に移動。梅雨時期は、雨で傷んだり病気が発生しやすいので軒下に移動など)

鉢植えのメリットまとめ

鉢植えのメリットまとめ!

  • コンパクトに育てられる
  • 果実がつきやすい
  • 移動・管理がラク

鉢植えのデメリットまとめ

鉢植えのデメリットまとめ!

  • 地植えより水やりの頻度が高い(乾燥しないように水やりが必要)
  • 地植えより収穫量は少ない(コンパクトに育てるため)
  • 生長すると大きい鉢に植え替えが必要

 

メリットとデメリットを知って、上手に管理していきしょう。

ラズベリーの鉢植え|植え付け時期や植え付け方法

1.苗を選ぶ

時期:秋~春(とくに10~11月)

ブルーベリーと同様、ラズベリーも秋~春にかけて手軽なポット苗が出回ります。特に10月~11月に多く出回り、大きさは4~5号サイズが一般的です。近頃はラズベリーの品種名を明記して販売されるようになってきているので、ラベルを確認してお好みの品種を選ぶのがおすすめです。

■良い苗の選び方・見分け方

4~5号サイズの苗なら、たいてい枝は1~2本出ています。この幹が太くて長く、株元にこぶがないものを選びましょう。株元にコブがあると、土壌の養分をうまく吸収できず生育不良を起こしやすくなります。葉がついている時期になら、葉の色が濃く、生き生きとしているものが良いでしょう

 

2.植え付ける

時期:オールシーズン(とくに11月/暖地、3月/寒冷地)

ポット内苗であれば基本的にはオールシーズン植え付けができます。
ただし根を傷めることなくスムーズに植え付けられるのは、葉が落ち、芽や根の成長が止まる休眠時期。暖地なら11月、寒冷地なら3月がベストです)

3.鉢植えの植え付ける時のポイント

手軽に育てるならスペースに鉢植えおすすめです。ブルーベリーなどに比べて酸素要求量が多いことから、鉢底石を使って水はけを良くする必要があります。

4.鉢植えの用土

土壌への適応性が高いので特に土を選ばなくても良く育ちます赤玉土と腐葉土を同量ずつ混ぜ合わせると良いでしょう。

5.植え付けの手順

ポット苗より1~2号大きなサイズの鉢を用意し、下から(鉢底から)順に、鉢底ネット、鉢底石を入れます。赤玉土と腐葉土をよく混ぜ植えます。春から秋は根鉢を崩さないように、冬は軽く崩して植え付けます。

 

ラズベリーの育て方・日頃の管理方法

栽培場所・環境

育てる場所環境高温多湿が苦手で涼しい場所を好むラズベリーは、風通しがよく午前中に日が当たる半日陰くらいの方が向いています。ブルーベリーよりも暑さに弱いので気温が上昇する夏の西日は避けるようにします。難点は収穫時期がちょうど梅雨時にあたり、雨で実が傷みやすいことですが、鉢植えなら軒下に移動させ、実に直接雨が当たらないようにすると良いでしょう。

水やり

乾燥を嫌うので、鉢植えの場合は、表面が乾いたら水をやるのが基本です。春と秋は1日1回、冬は3日~5日に一回、土を湿らせる程度に。日差しが強烈な夏は朝と夕方の1日2回たっぷりとやります。

肥料

鉢植え、地植えともに植え付けの際には肥料をやりません。その代わり鉢植えの場合は3月上旬と4月上旬、さらに9月に置き肥をします。肥料は窒素、リン酸、カリが等量含まれた化成肥料で十分です。肥料の量は袋の表示に従いましょう。やり方は、一季なり性も二季なり性も同じ回数で構いません。

マルチング

根が浅くて細かいことに加え、地温の上昇と高温を嫌うため、鉢植えの場合は、日差しが強くなる梅雨明けから秋口にかけてのみマルチングで覆えばよいでしょう。

病害虫について

菌自体は丈夫でが病害虫に強くもようやくでも育てられます。ただし実が熟す時期に雨が多いと灰色かび病が発生し目が腐ってしまうこともあります。これを予防するには鉢植えなら軒下に移動させるか、果実が熟したらすぐに収穫するようにしましょう。

収穫する

ラズベリーの収穫時期は6月から8月上旬。二季なり性の品種は、さらに9月中旬~10月に収穫ができます。苗を購入した次の夏からすぐに実が楽しめるのはラズベリーならでは。実の先端から色づき始め、果柄の近くまで完全に赤くなれば、食べごろです。果実の皮が柔らかく熟しすぎるとつぶれてしまうので、早めに収穫するようにしましょう。

完熟していれば手で摘んだけでポロっと簡単に取れるます。実が傷みやすいので収穫するのは天気の良い日の朝か夕方がおすすめです。

剪定する

時期12月~3月上旬

ラズベリーは、春に伸びた枝が翌年の夏に実をつけ、実をつけた枝はその年に枯れるというサイクルを繰り返します。大きくなりすぎないので、ほったらかしにしても十分成長しますが、枯れた枝を整理する意味でも、年に1回剪定することをおすすめします。剪定することで、さらに大粒の美味しい実がつくようになります。休眠時期にあたる、12月~3月上旬が剪定に適していますが、ベストは芽が膨らんでくる2月下旬~3月上旬にかけてです。

夏剪定について

樹勢の強いブラックラズベリーのみ、6月にも選定を行います。アーチ状に垂れ下がってきた一年枝(その年に伸びた枝。花がついていない葉だけの枝)の先端1/4ぐらいをカットすることで、枝が増え、翌年の収穫量も増えます。赤や黄のラズベリーでも、他の枝に比べてかなりの伸びている強い技があれば、先端を1/4ほどカットした方が良いでしょう。

植え替え株分け

ラズベリーは地中で地下茎を伸ばし、次々に新しい枝を出します。生長とともに少しずつ株の中心が外側にずれていくので、定期的な植え替えがおすすめです。鉢植えは2年に1度のペースが目安です。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

スペースがないからと諦めていた果樹、ラズベリー。
鉢植えにすることで、管理がラクで、そのうえコンパクトに育つことから場所をとりません。

甘酸っぱいラズベリーを、あなたも育ててみてはいかがでしょうか?

今回は『ラズベリーを鉢植えで育てるには?植え付け時期とメリットやデメリットも!』のタイトルでお届いたしました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

庭師歴30年の夫と一緒に、「手間いらずで居心地のいい庭作り」をテーマに、DIYで庭作りを楽しんでいます。
丈夫で育てやすい宿根草や雑木を使い、一度植えたら手間がかからない庭を実現。アンティークレンガを使ったデザインで、時間をかけずに植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりのアイデアをお届けします。
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