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エゴノキを庭のシンボルツリーに!特徴やメリットとデメリットも!

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エゴノキは、初夏に咲かせる下を向いて咲く白い花が可愛い落葉小高木です。

また自然な雰囲気を持つ雑木の中でも人気で、ナチュラルな庭に似合う庭木です。シンボルツリーにお悩みの方、エゴノキを植えてみてはいかがでしょうか?

そこで、エゴノキを庭のシンボルツリーとした時のメリット。そしてデメリットの部分も、お伝えしていきたいと思います。

今回は「エゴノキを庭のシンボルツリーに!特徴やメリットとデメリットも!」のタイトル内容でご紹介致します。

こんな方におすすめ

  • シンボルツリーを何にするのかお悩みの方
  • エゴノキの特徴や庭でのメリット
  • エゴノキのデメリットも知りたい

 

目次

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エゴノキの基本情報

エゴノキの画像

  • 分類:落葉小(中)高木
  • 科名:エゴノキ科
  • 属名:エゴノキ属
  • 学名:Styrax japonicus
  • 別名:チシャノキ、ロクロギ
  • 開花期:5~6月
  • 果実熟期:10月
  • 樹高:4~10m前後
  • 原産地:日本、朝鮮半島、中国

 

エゴノキとは?特徴も!

エゴノキとは、エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木です。5月頃に房状に咲かせる下向きの白い花がとても可愛く人気のある庭木です。また自然な雰囲気を持つ雑木の中でも、樹形が美しく育てやすい庭木です。

エゴノキという名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来しています。庭木などとして栽培される以外にも、緻密で粘り気のある材を将棋のこまなどの素材として利用されています。

またエゴノキは、北海道から九州、沖縄まで、日本全国の雑木林に多く自生していることから、日本の気候に合った育てやすい庭木だといえます。

エゴノキの花は?

開花時期:初夏(5月~6月頃)

エゴノキの花の画像
▲下向きに、うつむいて咲く可愛らしい白い花▲

エゴノキの花期は5月~6月頃です。横枝から出た小枝の先端に房状に白い花を下向きに多数つけ、芳香があります。花冠は5片に深く裂けますが大きくは開かず、ややつぼみ加減で咲きます。枝が埋まるほどの多くの花は、初夏の庭のアクセントになり、その姿は愛らしく魅力的です。また品種により、淡紅色の花をつけるものもあります。

エゴノキの実は?

エゴノキの実の画像
▲エゴノキの実の様子▲

花後、秋にピスタチオに似た実を付けます。実は直径1~1.3cm。楕円形に近い球形です。熟すと皮が縦に裂けて落ち、硬い種子が現れます。種子の皮にはエゴサポニンという麻酔効果のある有毒な成分が含まれますので口にしないように注意して下さい。

エゴノキの葉は樹木は?

エゴノキの樹皮の画像
▲樹皮は暗褐色で滑らかできめが細かく美しい(我が家の5月の庭から)▲

エゴノキの葉は、両端に尖った楕円形をしています。樹高4~10mほどの落葉樹で幹が太くならずに株立ちして、細い幹から枝を四方に伸ばし、自然な枝の流れになります。エゴノキの樹皮は暗褐色できめが細かく美しいです。しかし老木になると樹皮が荒れてはがれてきます。

初夏に咲く下向きの花が魅力で、自然に樹形が整うことから、初心者の方でも育てやすく、お庭のシンボルツリーとしてもおすすめの樹木です。

シンボルツリーとは?

自分の庭を持たれた方は、庭に初めて木を植えようとなった時に・・・

庭のシンボルツリーを何にしたらいいのか分からない?
選んだ木が家の雰囲気に合っているのか?
自分の欲しい木がそもそも分からない?
業者の方 任せでは心配

などと、まず悩まれるのではないでしょうか?

シンボルツリーは文字通り「庭の象徴」となるものです。シンボルツリーを中心にこれからのお庭のテーマやイメージ、下草(花)などが決まってくるので、シンボルツリーを決めるのは重要になってきます。

我が家ではエゴノキは玄関前で伸び伸びと、家族と共に成長しています。

我が家のエゴノキの画像
▲我が家の玄関前のエゴノキ(我が家の5月の庭から)▲

5月現在、可愛らしい蕾と一緒に花を咲かせようとしています。

我が家のエゴノキの蕾の画像
▲エゴノキの蕾と花の様子(我が家の5月の庭から)▲

それでは、次項では・・・

エゴノキを植えることで、どんなメリットがあるのか?
エゴノキのデメリットや、こんなシンボルツリーをお探しの方には不向き。
の内容で、エゴノキのメリットだけでなく、デメリットについても詳しくご紹介していきます。

エゴノキを庭のシンボルツリーにした時のメリットとおすすめの理油は?

メリット1.手間がかからず育てやすい

エゴノキは、手間のかからない初心者向けの庭木です。

エゴノキは樹高4~10mほどの落葉樹で幹が太くならず、細い幹から枝を四方に伸ばし、自然な枝の流れになります。自然に樹形が整うので、広い庭に植えればあまり剪定は必要ありません。また日本全国の雑木林に多く自生していることから、病害虫も少なく丈夫な庭木です。

よって放任しても樹形が整う丈夫な庭木ということから、初心者向けのシンボルツリーとしてもおすすめです。

メリット2.下向きに咲く鈴の様な花が可愛い

エゴノキの1番の魅力は、やはり5月~6月頃に枝先から下を向いて咲く、かわいらしい花ではないでしょうか。欧米では、うつむいて咲くその姿からスノードロップツリーとも呼ばれています。

直径2cmほどの白い花が下垂して咲く姿は、可憐で美しく魅力的です。満開時は圧倒されるほど、無数の花を咲かせてくれます。

 

メリット3:落葉樹なので季節感や下草(花)が楽しめる

エゴノキは、エゴノキ科エゴノキ属の落葉樹です。落葉樹とは「冬になると全ての葉を落とす樹木」のことです。

落葉樹には、葉の色や枝振りがやわらかな雰囲気のものが多く、1本で存在感を出したい時や、家を包み込むような雰囲気を出したい時に使います。よって、ナチュラルガーデンによく似合います。

また落葉樹は、下草にとっても夏は強い日差しをやわらげ、冬は葉を落とすことから、下に生えている植物に日光が行き届くようにしてくれます。そして春先には下草に日光を十分与え、落とした葉は(落葉)下草の栄養分となります。足元の下草がとてもよく育つので自然さを演出できるというメリットがあります。

 

メリット4.雑木風の自然な樹形と樹皮が美しい

エゴノキといえば花が目立ちますが、樹形や樹皮もとても美しいです。

強剪定が必要のないほど、自然に整ってくれる雑木風の株立の樹形はナチュラルな庭にとてもよく似合います。また樹皮は暗赤褐色の滑らかできめ細かく美しく、葉は小さく枝ぶりが繊細で観賞価値が高いため、和洋問わず昔から人気のある庭木です。

エゴノキのメリットまとめ

 

エゴノキのメリットと人気の理由

  • 手間がかからず育てやすい
  • 下向きに咲く鈴のような白い花が可愛い
  • シンボルツリーにピッタリな落葉樹
  • 雑木風の自然な樹形と樹皮が美しい

 

これだけ魅力のエゴノキですが、やはり一長一短です。

次はデメリットについても、お伝えしていきます。

エゴノキのデメリットと不向きの庭とは?

エゴノキのデメリットは2つあります。

デメリット1.落葉樹なので葉が落ちる

エゴノキは落葉樹です。よって落葉期には葉を落とします。植える場所が掃除のしにくい場所だったり、落ち葉が気になる方には向いていない樹木です。

デメリット2:庭や家の目隠しの役割としては向いていない

また単なるシンボルツリーではなく、家や庭の目隠しも兼ねて欲しいという場合には、エゴノキは不向きです。デメリット1でも説明した様に、落葉期には葉は全て落とし枝だけになるため、目隠しには向いていません。

そういう方には常緑樹がおすすめです。

関連記事>>>落葉樹と常緑樹の違いとメリットやデメリットなどの詳しい記事はコチラ▼

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狭いスペースには、コンパクトな品種のピンクチャイムがおすすめ

エゴノキの代表品種の園芸品種ピンクチャイムは、花が桃紅色(ピンク色)で庭木としてよく利用されます。

大きさは普通のエゴノキの木よりも低く3~5mほどで、狭い庭に植えるシンボルツリーとしては使いやすいです。また、葉が小さくて日が差し込むので、足元にグランドカバー用に宿根草を植えるのもいいでしょう。

ピンクチャイムは成長がやや遅く、基本的に剪定は必要ありません。主幹が曲がりやすいので、若木の間は支柱を立てましょう。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

我が家のエゴノキの下草には、カレックスやベロニカ ハミングバードなど、草丈がそんなに大きくならないものを植えて楽しんでいます。初夏に咲かせる白い花が魅力で、ナチュラルな庭に似合うエゴノキを、ぜひお庭のシンボルツリーにいかがでしょうか。

また、エゴノキ以外のシンボルツリーとしておすすめの庭木も紹介しています。覗いてみて下さいね。
関連記事>>>シンボルツリーを選ぶ時のポイントなども書いています!詳しい記事はコチラ▼

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今回は『エゴノキを庭のシンボルツリーに!特徴やメリットとデメリットも!』のタイトルでお届け致しました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。


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この記事を書いた人

庭師歴30年の夫と一緒に、「手間いらずで居心地のいい庭作り」をテーマに、DIYで庭作りを楽しんでいます。
丈夫で育てやすい宿根草や雑木を使い、一度植えたら手間がかからない庭を実現。アンティークレンガを使ったデザインで、時間をかけずに植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりのアイデアをお届けします。
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