グレコマは、丈夫で繁殖力も旺盛でカーペット状に広がってくれるので、グランドカバーとして活用される植物です。
またグレコマは、常緑の多年草で暑さにも寒さにも強く大変育てやすいため、初心者の方におすすめの植物です。
しかし反面、繁殖力が旺盛なので「増えすぎてどうしていいか分からない」という悩みも多く聞かれます。
そこで、今回は「グレコマが増えすぎたら?ランナー対策と除去の方法や利用方法も!」のタイトルで詳しくご紹介していきたいと思います。
こんな方におすすめ
- 地植えしたグレコマが増えすぎて困っている
- 増えすぎたグレコマの除去の方法を知りたい
- 除去したグレコマの利用方法を知りたい
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グレコマが増えすぎたら?
グレコマは、シソ科の耐寒性常緑多年草です。
寒さや暑さに強くて、とても丈夫で育てやすい。また明るい色の葉も美しいリーフプランツです。
グレコマの和名は「カキドオシ」といいます。この「カキドオシ」は「垣通し」と書き、放っておくと垣を抜け出して隣の土地にまで伸び進んでいくことから名づけられました。それほど強靭で繁殖力が旺盛なグレコマ・・・
茎は地面を這うように広がり、1m以上の長さに伸びます。
またグレコマは、横へと広がる力が強く、グランドカバーとしても優秀な植物です。
反面
- 増えすぎて困る
- 広がり過ぎて手が付けられない
- 繁殖力が凄すぎて他の植物を駆逐する
- 駆除したいけどどうすればいいのか
などなど。
他の植物を駆逐するほどの勢いがあるので注意が必要です。
関連記事>>>斑入りグレコマの詳しい育て方はコチラです▼
グレコマのランナー対策(ルートコントロール)とは?
ランナー(つる)を伸ばし、伸ばした先に根を出しどんどん増えて(大きく)いくグレコマ。
これらのように、旺盛に茂る植物は場合によっては大変なことになりますが、その性質を知ったうえで、上手に取り入れる手段もあります。それはルートコントロールといって「ルート=根っこ」をちょうどいい具合に調整や管理する方法です。
地中にランナーや根っこが伸びることが出来る範囲を制限する仕掛けをするやり方です。根の生育をコントロールしておけば、必要以上に はびこったり、爆殖を気にすることがなくなり管理が大変楽になります。
詳しくは以下の記事で紹介しています。雑草対策としてご紹介していますが、同時にグランドカバーが侵食したり、増えすぎるのを防いでくれる方法となっています。参考にしてみてくださいね。
関連記事>>>我が家の雑草対策です!ランナーやルートコントロールにも応用出来ます▼
グレコマの除去方法
対策をする間もなく、グレコマが既に茂りすぎて、花を植えている場所などにも侵入してしまっている場合・・・
お好きなところで切り戻して(カットして)調整しましょう。増やす目的がなければ切り取ってしまうなど短くしながら管理をしましょう。
▲グレコマの手で引き抜いた根(我が家の庭から)▲
グレコマは根が深くないので抜くのも比較的簡単です。手でもこのように簡単に抜けます。また全面的にグレコマを駆除したいときは、土ごとクワやスコップなどでひっくり返して丁寧に根っこを除いてください。
いくらでも増えてもまったく構わないスペースの雑草対策なら、俗にいう「爆殖植物」を選ぶとよいと思うのですが、限られたスペース以上には増えてほしくないという場合は、整理しやすい植物を選ぶのが大切です。
これがアイビーなどの根の張り方が強い植物だと、増えすぎた時に引き抜くのが大変です。少々の力では抜けないぐらいの大変な作業が必要になります。
その点、グレコマは生長は旺盛なので「爆殖植物」的な要素もありますが、根が比較的浅いので、根っこから引き抜く作業が簡単に出来ることから、管理(整理)がしやすいグランドカバーといえるのではないでしょうか。
しかし、繁殖力が旺盛なので植える前に一度、場所を考えてから植えられることをおすすめします。
グレコマをふやさない方法
ガーデニングでいろいろな使い方ができて人気のグレコマですが、「ふえすぎて困る!」場合の「ふやさないコツ」を、地植えの場合と、鉢植えの場合に分けてご紹介します。
地植えの場合
グレコマが自然に広がり、ナチュラルなグランドカバーとして大変魅力的なガーデンプランツです。しかし、このままにしているとあっというまに砂利中グレコマが覆ってしまいます。お庭中グレコマだらけということにならないためにも、こまめに切り戻しをすることが大切です。
ふやしたくない場合は、地植えのグレコマは植えっぱなしにしないように気をつけましましょう。
鉢植えの場合
鉢植えや、ハンギングや寄せ植えと用途が幅広いグレコマ。「鉢植えなら広がって困ることはないだろう」と思ったら、それは大間違いです。ランナーが垂れ下がるように伸び、あっと言う間にランナーが下(土)まで届いてしまいます。ランナーが土についてしまうと、根を下ろして地面を這って広がってしまういます。
グレコマを増やしたくない場合は、鉢はできるだけ高い位置に置き、ランナーが地面にとどく前にこまめに切り戻すか、土のないテラスなどで育てるなどの工夫が必要です。
グレコマの利用方法
植え替えや、株分け、挿し木等、ふやし方も簡単なグレコマ。
ふえ過ぎない様にカットしたり、伸びたランナーを整理したものを、別の場所で育てるのも一つの案です。
我が家では寄せ植えに使いたい場合など、花壇から抜いて植えたりしています。
グレコマの明るい葉が寄せ植えのアクセントに便利なうえに、0円ですから笑・・・本当におすすめです。増えすぎたところを引っこ抜き、あちこちに移植してみてはどうでしょうか?
グレコマの先祖返りとは?
斑入りのグレコマの葉が育ってくると、上記の写真の様に斑入りがない葉がでてくる場合があります。
出てくる場合があるというより、斑入りの葉がなくなることはよくあります。
これは原種(先祖)返りといわれるものです。
斑入りの植物にはよくあることですが・・・
斑入りというのは品種改良で作りだされたものですので、実は不安定な状態で、原種に比べて弱い性質があります。
固定された斑入りでも、突然に元に返るのを原種(先祖)返りと言い、斑が入った部分より強くなりますから、これをそのままにしておくと全部の斑が出なくなるおそれがあります。
このような場合は、緑の葉の部分を徹底的に除去するのです。
斑入りの葉を残す一番の方法は、斑が入ってない葉を見つけたら地道に取り除いていくのが一番確実ではないでしょうか。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
グレコマは、繁殖力が旺盛なため増えすぎてしまうというお悩みも多く聞かれる植物です。
しかし、その場合でも整理をするのが簡単なので、やはり管理がしやすい植物の1つになるのではないでしょうか。
また丈夫で、葉も明るいグリーンのため、景観が明るくなることから花壇や寄せ植えをはじめ、グラウンドカバープランツとしても最適です。
グレコマの特徴や管理方法を知り、上手につきあってみて下さいね。
今回は「グレコマが増えすぎたら?ランナー対策と除去の方法や利用方法も!」のタイトルでお届け致しました。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。
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