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スキミアとは?育て方のポイントや開花時期も!【常緑低木】

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我が家の庭の、スキミアの蕾がようやく開き始めました。

スキミアとは、クリスマスシーズンに苗が出回ることが多く、赤や緑の蕾(つぼみ)がクリスマスカラーと重なり、最近人気の植物です。

また、我が家に来た友達から必ずと言っていいほど名前を聞かれる植物がこの『スキミア』。
大人っぽくて、シックなカラーの蕾(つぼみ)が魅力的です。

そこで今回は『スキミアとは?育て方のポイントや開花時期も!【常緑低木】』のタイトルでご紹介致します。

こんな方におすすめ

  • スキミアの育て方を知りたい
  • スキミアの開花時期を知りたい
  • 日陰でも花を楽しめる低木(庭木)を知りたい

目次

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スキミアの基本情報

  • 植物名:スキミア
  • 科名:ミカン科
  • 学名:Skimmia japonica
  • 別名:ミヤマシキミ(深山樒)、億両
  • 蕾の色:赤・緑・桃色
  • 開花期:3月~6月
  • 花色:白
  • 結実期:10月~11月
  • 形態:常緑低木
  • 樹高:0.5~1.5m
  • 耐寒性 : 強(-12℃前後)
  • 耐陰性:強い
  • 原産地:日本(暖地)

 

スキミアの特徴は?

スキミアとは、もともと暖かい地域の山野で樹木の下に自生しているミカン科の常緑低木です。
学名(Skimmia)は日本のシキミにちなんだ名前で、 ミヤマシキミの園芸品種、英名はスキミアと呼ばれています。
日本原産のシキミがヨーロッパにわたり、欧米で人気となって改良種が多数生まれています。

日陰がちな場所に自生していることから、耐陰性が強く、日陰でも花の咲く庭木として用いられています。

冬に丸くて小さな実のような蕾が沢山付き、冬のクリスマスシーズンなどに蕾の観賞用に出回る事があります。蕾の色は赤、緑、桃色などがあり、初春頃に小さな花を咲かせます。花は芳香があり、甘くてよい香りがします。

雌雄異株で、雌株だけに赤い実がなり、実の観賞用に売られているリーベシアナやテンプテイションという種類もあります。
葉は革質で光沢があり、枝先に集まることが特徴です。また冬でも葉を落とさず常緑です。

スキミアの蕾(つぼみ)

スキミアの蕾の画像
▲スキミアの蕾(つぼみ)の様子▲

スキミアの最大の魅力は、小さな実のような可愛らしい蕾(つぼみ)だと思います。
冬から小さな蕾を沢山付け、花が咲く3月頃までは、この状態が続きます。蕾の色は赤、緑、桃色など品種によって様々です。
蕾の鑑賞価値が高いことから、冬の時期に鑑賞用に出回ります。

スキミア花

開花時期:3月~6月

スキミアの花の画像
▲スキミアの花の様子(3月初旬)▲

スキミアは初春頃(3月~6月)に、白い小さな花を咲かせます。花は芳香があり、甘くてよい香りがします。

スキミアの実

スキミアの実の画像
▲スキミアの実の様子▲

スキミアは雄株と雌株が存在する植物です。雌株だけに赤い実がなります。そのためタネを採ろうとすると雌株が必要になります。しかし見た目だけでは、雄株と雌株の違いが分からず、結実して初めて雄株か雌株かの見分けができるようになります。

花が終わり7月下旬ごろから緑色の実が成ります。緑色~白色へ変わり、そして赤色に変化していきます。

国内で流通するスキミアの90%ほどは雄株です。雌株では、実の観賞用に売られているリーベシアナやテンプテイションという品種があります。スキミアの実はフラワーアレンジメントの素材としてもよく用いられます。

★注意:実は有毒です

スキミアの実は艶々していて見た目は美味しそうですが、毒があります。決して口に入れたり食べたりしないで下さい!

 

スキミアは、人気の蕾も色が様々で緑・赤・桃色などがあり、多くの園芸品種が作られている人気の庭木です。

関連記事>>>魅力いっぱいのスキミアの種類(品種)をご紹介しています♬

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スキミアの育て方

場所

スキミアは山野で樹木の下に自生していることから耐陰性が強い低木です。よって、強い日差しの当たらない明るい日陰の場所を好みます。初夏から初秋の日差しの強い時期は明るい日陰、11月から3月の日差しの弱い時期は日当たりのよい所に、その他の時期は午前中の日光が当たるような半日蔭から明るい所で育てます。

植え付け

秋~冬に苗が売られている事があります。鉢植えの用土は鹿沼土7(小粒)、腐葉土3など水はけのよい用土に植え付けるとよいです。庭への植え付けは春の3月から4月頃、秋の9月中旬から10月頃に行うとよいと思います。夏の強い日差しの当たらない水はけのよい所に腐葉土などを混ぜ込んで植えつけます。
※植付時の注意として、根を崩さずポットから出した状態のまま植付けするのが良いでしょう。

植え替え

鉢植えでは2年に1回を目安に植え替えます。用土は酸性の用土を好みます。鹿沼7(小粒)、腐葉土3などの水はけのよい用土で植え替えます。時期は花後の4月頃に行うとよいです。
※移植を嫌うことから、頻繁に行う必要はありません。また植え替え時も、植付け時同様に、根を崩さずに新しい場所に植え替えするのが良いでしょう。

水やり

鉢植えでは年間を通じて鉢土の表面が乾いたら与えます。庭では植え付け後しばらく乾かしすぎないように注意しますが、その後はあまり雨が降らず乾き過ぎるようなら与えるぐらいでかまいません。
水をやり過ぎると下葉が落ちたり、葉色が黄色く変色したりするので加湿にならないように気をつけます。

肥料

肥料分が多いと花芽になる予定の枝が、花芽が付かず葉芽に変わることがおきるので、肥料はほとんど必要ありません。
春の3月から4月頃、秋の9月から10月頃に緩効性の化成肥料や骨粉入りの固形油粕などを与えるぐらいでかまいません。

増やし方

挿し木

挿し木で増やす事ができます。時期は春の4月から6月頃に行います。

種まき

実が熟したら種まきで増やす事もできます。時期は春の3月から4月頃に行うとよいと思います。雌雄異株なので、実が成るまで雌株か雄株か分かりません。

剪定

生長がゆっくりで、あまり大きくならならず自然の樹形で楽しめるのことから、特に剪定の必要はありません。もし邪魔な枝があれば、花後に不要な枝を剪定するぐらいでよいです。

 

スキミアの育て方のポイント

スキミアは、海外ではガーデンプランツとして高い人気があり、近年では日本でも注目が高くなってきている植物です。
人気が出てきたことから、園芸店などで販売されている姿を見かけることも増えてきましたが、日本で販売されている苗の多くは、オランダなどの海外から輸入されたもので、まだ少々お値段が高いなあ、と感じます。

また、やや植え場所にも気を使うところがあります。

そこで、スキミアを育てる時のポイントをご紹介します。

地植えのスキミアをあまり見たことがないという声も多いのですが、日陰の庭でひっそりと育っていることが多いからかもしれません。生長もゆっくりで、樹高も高くないことから、栽培環境が合えば、お庭で育てやすいガーデンプランツだと思います。

我が家の鉢植えのスキミアの画像
▲鉢植えのスキミア(我が家の庭から)▲

  • 3月以降の強い直射日光にあてない
  • 加湿を嫌うので水をやりすぎない
  • 生長が緩やかなので、肥料を与えすぎない
  • 植付けは根を崩さず、水はけのいい土に植える

スキミアは山野で樹木の下に自生していることから耐陰性が強い低木です。強い日差しの当たらない明るい日陰~日陰の場所を好みます。地植えの場合は、日陰の場所でもよく育ちます。

3月以降の直射日光に長時間当たると、葉が落ちたり変色して枯れてしまったりすることから管理が難しいとされているので、移動が可能な鉢植えでの栽培が楽かもしれません。

購入した苗を、鉢植えや地植えに植え付ける時の注意点としては・・・
オランダからの輸入苗などは、根がいっぱいに詰まっている場合が多いので根を崩さないように早めに植え替えましょう。

そして、土は弱酸性の水はけのいい土を好むので鹿沼土に腐葉土などを配合するか、ブルーベリー用の土などを利用します。

スキミアの土

 

スキミアは、水はけの悪い土に植えたり、土壌がアルカリに傾きすぎると根が弱り、下の葉から徐々に黄色くなって落ちてしまいま生長がゆっくりなスキミアは葉を落とすと回復に時間がかかるので、状態が悪い場合は早めに処置しましょう。

また深い緑色の葉が、黄色く変色してきた場合は・・・
水のやり過ぎ、肥料のやりすぎ、日の当たり過ぎ、等の原因が考えられるので管理方法や栽培場所を見直しましょう。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

シックな色の蕾が驚くほど長い期間鑑賞でき、その後に小さな花も楽しめるスキミア。
日陰の場所でも、魅力的な蕾も花も咲くことから、庭木としても人気が出てきている常緑の低木です。

またスキミアは、和にも洋風の庭にも似合うオススメの植物です。

今回は『スキミアとは?育て方のポイントや開花時期も!【常緑低木』のタイトルで、お届け致しました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

庭師歴30年の夫と一緒に、「手間いらずで居心地のいい庭作り」をテーマに、DIYで庭作りを楽しんでいます。
丈夫で育てやすい宿根草や雑木を使い、一度植えたら手間がかからない庭を実現。アンティークレンガを使ったデザインで、時間をかけずに植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりのアイデアをお届けします。
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