ビオラとパンジーは、11月~5月と開花時期も長く楽しめ、溢れるように咲くのが魅力の1年草です。
丈夫で初心者の方がまず育ててみるにもオススメの花ですが、簡単に育てられるはずなのに・・・
だんだん花が少なくなってきた、花が小さくなってきた、花が咲かなくなった
というお悩みは、かなりあります。
そこで今回は「ビオラとパンジーの花が咲かない理由は?対策と季節の育て方も!」のタイトルでパンジーの花が咲かない、花つきが悪い、
症状の理由と対策をご紹介していきます。
こんな方におすすめ
- ビオラとパンジーの花つきが悪くなった
- ビオラとパンジーの花が咲かなくなった
- ビオラとパンンジーの花が小さくなってきた
- ビオラとパンジーを溢れるように咲かせたい
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ビオラとパンジー|花が咲かない理由は?
もしあなたが育ているビオラやパンジーの花が咲かないのだとしたら、管理方法に問題が隠れています。
ビオラ、パンジーは、よほどのことがない限り花自体が咲かないということはありません。
しかし、買った時は花がたくさんついていて綺麗だったのに自宅で育てていたら・・・
だんだん花が少なくなってきた、花が小さくなってきた、花が咲かなくなった
というお悩みが多いのも事実です。
そこで、考えられる理由を挙げて対策と季節ごとの育て方のポイントをご紹介していきます。
当てはまる理由や問題点があれば、すぐに出来る対策や簡単な解決法ですので、早速やってみて下さいね。
それでは詳しくみていきましょう。
日当たりが悪い
- ビオラ、パンジーは、風通しがよく、日当たりのよい場所が好き
ビオラ、パンジーは太陽が大好きな草花です。日当たりはビオラ、パンジーの花数にも影響します。
半日陰程度の日当たりがあれば、花数が多少減ることはありますが、花が咲かないことはありません。
しかし、極端に日当たりの悪い場所で育てていると、花をつけず、茎が徒長して間延びしたようになることがあります。
そのうえ、必要な光が足りないとヒョロヒョロと徒長してきて病害虫の被害にあってしまう可能性も高くなります。
また、日当たりの悪くない場所だと思っていても、季節によっては物陰になってしまっている場合もあるので、一度、日当たりの状態を確認してみると良いでしょう。
肥料切れしている
- ビオラ、パンジーは追肥が必須!
ビオラ・パンジーの肥料 | ||||
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買った時は花がたくさんついていて綺麗だったのに、自宅で育てていたら花が少なくなってきた、しかも花も小さいというお悩みはかなりあります。
ビオラの苗買ったときに同時に培養土という肥料分が含まれた土も買い、植え付けた方も多いと思います。
しかし、一度植え付けたきり水やり以外は何もしていないという人も結構多いのではないでしょうか?
初心者ガーデナーさんの場合、忘れがちなのは肥料、特に追肥に関してです。
ビオラやパンジーは秋から春までの長い期間、花を咲かせ続けます。そのため、必要に応じて肥料を与えないと、
途中で肥料切れをおこしてしまうことがあります。
植えつけ時に培養土を使ったり、元肥をしていたとしてもビオラは定期的な追肥がかかせません。
一週間~10日に1回、定期的に規定倍率の液体肥料を施すと、低温期でも、よりたくさんの花を咲かせることができます。
また肥料は、固形のもの、液体のものなど色々な商品があります。
一般的には、固形のタイプは効き目がゆっくりだけど持続期間は長く、液体のタイプは効き目は早いけれど持続期間は短い傾向にあります。
しかし10℃以下になると固形肥料は溶けにくいため、液体肥料がよいでしょう。
また庭植えの場合も同様です。
花がらを摘んでいない
- ビオラ、パンジーは花がら摘みが大事!
ビオラ、パンジーの花がら(咲き終わった花)をそのまま残しておくと、傷んだ花びらが葉などに付いて腐敗したり、病害虫の原因になります。
また、花がらを摘まないと花の後に子孫を残すためにタネをつけることになるので、株を弱らせます。
タネを残すために、株は栄養とエネルギーを注ぎ込むため、結果花つきが悪くなってしまうのです。
よって花がら摘みは、タネをつけさせないことで、株が弱るのを防ぐ役目もあります。
ビオラの日々の育て方で一番意識してやってほしいことは花がら摘みです。
寒い間は株を大きくすること、花数を多くするためにも花がらをこまめに取りましょう。
また春以降は次々に花が咲くので、こまめな花がら摘みが元気に長く咲かせるポイントです!
▲花ガラ摘みは、しおれた花だけ取り除くのではなく、
花茎の根元のほうを、ひねりながら茎ごと折り取ります。
根詰まり、根が伸びていない
- ビオラ、パンジーは成長が早い!大きい鉢に植え替えて!
根詰まりの場合
ビオラやパンジーを、園芸店などで購入したときのポットや鉢のままで育てていたり、最初は咲いていたのに、だんだんと花をつけなくなった場合は、根詰まりを起こしている可能性があります。
ビオラやパンジーは根の生育が早いため、株に対して鉢が小さすぎると、根詰まりを起こすことがよくあります。
▲上記の画像の様に鉢底から根が出ていたり、下葉が黄色くなっていれば、根詰まりしています。
この場合は、秋・あるいは春に、植え替えてあげると良いでしょう。
とくに鉢植えで育てている時は、1度鉢から抜いてみて、根の状態がどうなっているかを、確認してみてください。
混み合ってるようなら、少し大きめの鉢へ植え替えを行ってください。
ビオラやパンジーは、1年草ですが、こうすれば初夏まで長く花を楽しむことができます。
根が伸びていない場合
苗を購入してきて植え付けた場合、植え付けてからまったく根が伸びていなければ、地上部もそれ以上は生長することができません。
▲上記の画像の様に根鉢が真っ白になるほど回っている場合は、植え付けの際に根鉢を半分ほど崩してから植え付けると、新しい根を伸ばそうとして生育がよくなります。
株が充実していない
ビオラやパンジーを種から育てていた場合、種をまくのが遅かったり、何か問題があって生長が遅れた場合、開花が遅れることがあります。
ビオラは初心者にも簡単に育てられ、且つ開花時期も晩秋から春までと長くホームセンターなどに行けば沢山の種類が販売されています。
一番発芽率がよいスタンダードな季節は9月中旬~下旬です。
この時期に蒔いた場合一番花は早いと年内に咲き始めます。
よってこの時期に種を蒔いて、11月の現在にまだ花が咲いていないのであれば、まだ株が小さくて花をつけていないということです。
冬の間に株をしっかり育て充実させることで、春にたくさんの花を突然咲かせ始める可能性があります。
また種まきに慣れた中級ガーデナーさんは8月後半~9月中旬の少し早い時期に蒔く方も多いです。
早くに蒔くので、10月ごろに一番花が開花します。
しかしそもそものビオラ、パンジーの発芽の適温より高い時期に蒔くため、発芽するまで冷房の効いた部屋で管理したり、発芽率自体にもバラつきがあったり、病気も出やすいので管理には工夫が必要です。
種まきの準備
ビオラ、種を購入したら、まずは冷蔵庫の野菜室に入れて保管します。
一度寒さを感じさせると、それぞれの種の発芽がそろいやすくなる効果があります。
早い時期に種を蒔いたのに、11月にまだ1番花が咲いていないという場合は、少し遅いようですが枯れる様子がないのであれば、大事に育てて様子をみましょう。
種まきや植え付けや水やりのコツを関連記事でご紹介しています。
関連記事>>>「ビオラとパンジーの違いは?|植え付けや水やりのコツも!」の詳しい記事はコチラ▼
ビオラとパンジー 季節ごとの問題と育て方
秋に枯れそう
ビオラやパンンジーが秋に枯れるのは、蒸し暑いことが主な原因です。
日本の気候から言えば、10月くらいまではまだ暖かいです。ビオラやパンジーは、暖かいと徒長して弱くなってしまうので、
10月頃までの管理はしっかりと、行っておきたいところです。
10月上旬ごろから店頭に苗が並び始めますが、購入や植え付けは気温が下がる11月上旬~中旬まで待つなど、暖かい環境下ではなるべく育てないようにするのがおすすめです。
とくに新しく苗を入手する場合などは、気温が下がる、
11月頃まで待つなど、暖かい環境下ではなるべく育てないようにします。
冬に花が咲かない
ビオラ、パンジーは、10月上旬~6月くらいまで開花が楽しめます。
しかし、元々は、春に咲く花を、品種改良した植物ですので、冬に花つきが悪くなることも、十分に考えられます。
また、冬の時期は日光不足が原因で咲かないケースも多いので、今一度、鉢の置き場所などを確認し、たっぷりと日に当てるようにしましょう。
また、パンジーとビオラを比較すると、花数の多いビオラの方が、冬の間も、たくさんの開花が見られるます。
冬に沢山の花を楽しみたい場合は、ビオラの方がおすすめです。
春に咲かなくなった
4月頃までは元気に咲いていたビオラやパンジーが、突然咲かなくなったり、生長が著しく悪くなることがあります。
この多くの原因は、肥料不足と、根詰まり、日照不足です。
とくに鉢植えで育てている時は、1度鉢から抜いてみて、根の状態がどうなっているかを、確認してみてください。
混み合ってるようなら、少し大きめの鉢へ植え替えを行ってください。
パンジーや、ビオラは冬の間も育つ草花ですので、緩効性化成肥料も忘れずに与えてください。
ビオラとパンジーの基本情報を知る
ビオラとパンジーの基本的な育て方を知っておくことも花を長く楽しむポイントだと思います。
パンジー、ビオラは、スミレ科のスミレ属に属する一年草です。
冷涼な自生地では多年草として生育するビオラとパンジーですが、高温多湿には弱いという性質を持っています。
この性質のため、日本では夏の暑さで枯れてしまうので、どちらも一年草として扱われています。
関連記事>>>「ビオラとパンジーの育て方|長く咲かせるには?花がら摘みや追肥が大事!」のタイトルの詳しい記事はコチラ▼
また近年では、品種改良され2019年の新品種『ぞうさんビオラ』は、花粉がなくタネをつけない品種が登場しています。
そのため、花持ちが大変長く美しい状態を保ち、花いっぱいに育つ性質を持っています。
ビオラやパンジーは、育てやすく花付きが良い新品種の登場や、シックなカラーや花の形もバラエティに富んでいる人気品種など
品種によっても特徴や性質が違うので、自分に合うビオラやパンジーを見つけるのも楽しいですね。
関連記事>>>『ビオラとパンジーの最新・人気品種11選!特徴や買える場所も!』の記事をチェック▼
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
今回は「ビオラとパンジーの花が咲かない理由は?対策と季節の育て方も!」のタイトル内容でお伝え致しました。
季節ごと、また考えられる理由や原因ごとに対策をして、ビオラとパンジーの花を長くまた沢山楽しみたいですね。
それでは、以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
また、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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