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ナメクジの駆除対策とは?薬を使わない安全な方法や予防対策も!

お庭の植物の天敵「ナメクジ」。
梅雨時期は特にですよね。

ナメクジは、柔らかな新芽やツボミ、花、果実のいずれをも食害します。

そこで今回は『お庭のナメクジの駆除方法は?薬を使わない安全な方法や予防対策も!』のタイトルでご紹介していきます。

こんな方におすすめ

  • 庭の植物の葉が食べられて穴あきになっている
  • 食べられた葉に白い這ったあとがある
  • ナメクジが庭に沢山いて困っている

 

目次

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ナメクジとは?

ナメクジの画像

ナメクジとは、ナメクジ科に属する軟体動物で、雄雌同体といい、雄の生殖器官と雌の生殖器官を一個に持っています。人家周辺のほか農地や空き地など人為的影響の強い場所に生息し、基本的に草食で、草木や野菜、花木などの様々な植物を餌とするため、作物や園芸植物に害を与える農業害虫とされ駆除の対象とされています。

ナメクジは身体の表面から粘液をだし、身体が乾かないようにしています。
そのため、夜行性で日中は陽の当たらないところに隠れていることが多く、特に湿気が多く暗くてじめじめしたところを好みます。雨が降ったあとに草木などで見かけることが多いです。

特にナメクジが這った跡は、葉の表面や土の表面に、筋のようなヌメヌメとした白い跡や白く光った線が残っているため、ナメクジが通ったとすぐに分かります。

またナメクジは冬以外の1年を通して発生しますが、3月〜6月にかけてや9月から10月にかけての多湿期に特に多く見られます。

ナメクジの名前の由来は、滑らかに移動して、植物の葉をくじる(「えぐる」、「穴をあける」とかいう意味)ことからきているそうです。

ナメクジによる被害

人家周辺でよく見られるものは、ナメクジ(ナメクジ科)やチャコウラナメクジ(コウラナメクジ科)というものが多いです。外来種の、豹柄の巨大ナメクジ(マダラコウラナメクジ)が日本に上陸して農作物に被害を与えているのが話題となっているように、実際、庭の植物にも害があります。

彼らは夜行性なので、その犯行を現認するのは難しいのですが、柔らかな新芽やツボミ、花、果実のいずれをも食害します。夜盗虫(ヨトウムシ)やバッタの仕業と思っていたら案外ナメクジの仕業ということもよくあります。

違いは葉の表面や土の表面に、白く光った線があれば、ナメクジが通った跡と考えられます。付近を捜索して、発見したらすぐに割箸で捕獲して、捕殺というのが最も簡単です。

しかし、彼らは夜行性なので普通に庭を観察しているだけでは発見が難しいものです。また、一匹見付けたからといって安心してはいけません。一匹いれば他にも大勢いると考えて間違いありません。

ナメクジに触ったら

今日では世界から侵入した広東住血線虫による寄生虫感染の危険があることが分かっているため避ける。オーストラリアでは、ふざけてナメクジを食べ、寄生虫が大脳に感染し、脳髄膜炎で420日間昏睡状態に陥り、意識が回復後も脳障害で体が麻痺、8年後に死亡した例がある。   @ウイキペディアより引用

ナメクジは病害虫、寄生虫の宿主となって間接的に被害を与えることもあります。

ナメクジにいる寄生虫の一つに広東住血線虫(カントンジュウケツセンチュウ)があります。オーストラリアやアメリカ、日本では沖縄でも感染による死亡例が報告されています。ナメクジやカタツムリの生食、ナメクジが這ったあとの野菜を食べたことなどから感染し、数種類のナメクジ、カタツムリ(アフリカマイマイ。東南アジアから沖縄、小笠原、奄美大島等にかけて生息する大型のカタツムリ)、貝ではスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)などから感染することがわかっています。

日頃からナメクジ、カタツムリなどに触った後は必ず手を洗うことを徹底しましょう。また、レタスやキャベツなどナメクジの食害にあいやすい野菜を生で食べる時は、ナメクジが這ったあとの粘液にも寄生虫がいることがあるため、流水でよく洗いましょう。生食を避けるようにしましょう。

ナメクジの薬を使わない駆除方法とは?

ナメクジの被害として、葉に不規則な食い跡と、はった跡が白い粘液として残るのが特徴です。湿った場所を好み、昼間は物陰に隠れていることが多く、夜間現れて若葉やつぼみなどを食害します。

現在、なめくじ駆除剤は多数販売されていますが、野菜や果物、ハーブにはあまり薬品は使いたくないお考えの方も多いと思います。そこで、まずは、自宅にあるものでナメクジ駆除をする方法をご紹介していきたいと思います。なるべく薬や殺虫剤を使わないで効果がある方法をまず試してみて下さいね。

 

少数なら箸やピンセットでつまんで捨てる

対策をするよりもつまんで捨ててしまった方が少数の場合は確実で、手っ取り早いです。ただ、その時もナメクジを素手で触らないようにしましょう(寄生虫がいるため)。触ってしまった場合は必ず手を洗うことを徹底しましょう。

熱湯をかけて駆除する

よくナメクジ退治で塩をかけるというのを耳にしますが、植物の周りに塩をまくと、土に塩分が増えて植物が弱ってしまう可能性があるので、そばに植物がある場合は違う方法で駆除した方がいいでしょう。

ナメクジは熱湯をかけると身体にあるタンパク質が凝固し、死滅します。とても簡単な方法です。ただ、自分に熱湯がかかって火傷しないように注意して行いましょう。

ビールを使って駆除

ビールの飲み残しを小さな容器に入れて置いておくと、誘引され、ビールで溺死することも多く、簡単に捕殺できます。ただし中には、酒に強い個体もいて飲み逃げされることがあるため、ビールの中に塩を多めに入れておくとより効果が期待できます。

ナメクジがビールに寄ってくるのはビール酵母と麦芽の香りによるものと言われていますが、本当のところ、まだ詳しいことはわかっていません。しかし、ビール大国であるドイツでは、このナメクジの習性を利用して、ナメクジを駆除する際にビールを使っていました。そこから、この方法が広まり、また簡単で効果的があることから日本でも行われるようになりました。

ガスバーナー類で焼く

文字にすると怖いのですが・・・
ガスバーナーやライター類を利用して、生息域丸ごと野焼きを行って捕殺する方法です。

ナメクジは基本的にじめじめとした日が当たらない場所を好みます。落ち葉が散乱している場所、雑草が生い茂っている場所などに好んで現れます。そのため、雑草や土の管理をしてない庭は要注意です。

雑草が多い茂っている場所で、小さなナメクジを1匹でも見つけたら、そこには大量にいるかもしれません。ナメクジは、地中に卵を産み付けます。たとえ1匹でも、どんどん卵で増殖していきます。

見つけたらすぐに捕殺するのが望ましいので、こういう場合、可能であればバーナーなどで焼いてしまいましょう。

 

忌避(きひ)効果のあるもので予防する

ここでは、ナメクジの駆除までの効果はないが、忌避※効果のあるものをご紹介いたします。

※忌避とは・・・嫌って避ける事

ビールなど好きなものでおびき寄せるのとは全く反対の方法です。ナメクジの嫌いなもので、花や植物に近づくことを防ぎましょう。

コーヒーがらを撒いて予防する

コーヒーに含まれるカフェインは、ナメクジにとって有害物質と言われています。ナメクジが発生しやすい場所にコーヒーがらを撒いておくと効果的です。

銅線・銅板を置いて予防する

ナメクジは銅イオンを忌避する性質があり、銅線・銅板によって少しは防除することができます。しかし、劇的な効果は望めません。

木酢液で予防する

木酢液は、木炭を作る際に生じる水蒸気を冷やして液化したものです。高い殺菌・殺虫能力を持つので、ナメクジを寄せ付けません。

ナメクジの殺虫剤での駆除方法

こちらでは、ナメクジを多数駆除する場合、または効果的な駆除方法として薬剤やスプレーを使った駆除方法をご紹介しています。

最近では、従来使われていたメタアルデヒドに比べ、ペットや野生動物に対する毒性が低いため、有機栽培で使用が認められる農薬として、農業で広く使われているものも販売されています。

 

ナメトール

ナメトールは、雨・湿気に強く、イヌ・ネコにも安心なナメクジ駆除剤として有名です。

ナメクジが食害するすべての植物に使えます。 有効成分は天然の土壌中にも存在する成分なので環境にやさしく、犬、猫などに安心です。 食べ残された粒は土壌微生物の働きで徐々に自然に戻ります。 雨・湿気に強く湿った場所でも効果が持続します。 新しい製剤技術でナメクジ、カタツムリに優れた誘引力と殺虫力があります。 JAS(日本農林規格)が定める有機農産物にも使用できます。

 

ナメ退治スプレー

見つけたその場で直接かけて、やっつけるタイプです。

天然系成分を使用した、ナメクジに直接かけて、すばやく退治するシャワータイプの殺虫剤です。
■有効成分:天然系置換フェノール、黒酢、アルコール

 

 

おすすめの殺虫剤は「ナメトール」です。花や野菜周りにも使用することができます。

また、置くだけタイプの殺虫剤や、土には殺虫剤を巻きたくないという方に向けた挿し込みタイプホームセンターなどでも様々な殺虫剤が売られているので、自分の用途にあった殺虫剤を購入するのがおすすめです。

 

ナメクジが発生しやすい場所

ナメクジは基本的にじめじめとした日が当たらない場所を好みます。落ち葉が散乱している場所、雑草が生い茂っている場所などに好んで現れます。そのため、雑草や土の管理をしてない庭は要注意です。

ガーデニングをしている場合は、レンガの隙間や隅っこ、プランターの下などに注意して下さい。

ナメクジが大量発生する謎とは

プランターの底などを見て見たら、1匹ではなくたくさんのナメクジがいた、なんて経験のある方もいると思います。

これはナメクジの卵が一気に孵化(ふか)するのが原因です。そして、ナメクジは雄雌同体といい、雄の生殖器も雌の生殖器も持っている生物なので、雄雌関係なく全てのナメクジが産卵することが可能なのです。

1回でナント20〜60個ほどの卵を産み、年間で10回前後産卵します。1匹産卵するだけでも十分大量のナメクジが増えるのですが、雄雌関係なく産卵できるとなると、相当の数が発生してしまいます。

普段からできるナメクジ予防対策

ナメクジを寄せ付けないためには、普段からナメクジが好まない環境を作ることが大切です。予防対策として、雑草を刈り取って、湿気をなくしましょう。ナメクジは雑草が生えている場所や、プランターの底など、暗く湿った場所を好むからです。

雑草などは定期的に刈り取って、ナメクジが生息しやすい環境をなくしましょう。また、鉢植えなどはメッシュ状や隙間のあいた台に置くなどして、通気性をよくすることも効果的です。

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最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

1年を通して活動をしていますが、ナメクジの被害は梅雨時期に特に多くみられます。

普段からの予防対策と併せて、いざという時のために簡単な駆除方法を知っておくことも大切です。

今回は『お庭のナメクジの駆除方法は?薬を使わない安全な方法や予防対策も!』のタイトルでお届けいたしました。

それでは以上になります。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。

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