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レモンマートルとは?鉢植えでの育て方と枯らさないためのポイントも!

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レモンマートルという「レモンよりもレモン」と言われる植物をご存知ですか?

近年人気のオーストラリアの樹木は、ユーカリをはじめティーツリー(メラレウカ)など、素敵な香りがするものが多いんですが、このレモンマートルも、その一つで、オーストラリアの先住民、アボリジニから受け継がれた木だと言われています。

今回は『レモンマートルとは?鉢植えでの育て方と枯らさないためのポイントも!』のタイトルで、レモンマートルをご紹介していきます。

こんな方におすすめ

  • レモンマートルの育て方を知りたい
  • 鉢植えのレモンマートルの育て方を知りたい
  • レモンマートルを枯らさないポイントを知りたい

 

目次

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レモンマートルの基本情報

  • 植物名:レモンマートル
  • 科名:フトモモ科
  • 属名:バクソウシア属
  • 学名:Backhousia citriodora
  • 分類:常緑低木
  • 樹高:庭植えで2~3m
  • 開花時期:6月~7月(地域により差がある)
  • 耐寒性 : やや弱い(0度~マイナス5℃まで)
  • 耐暑性:強い(蒸れに弱い)
  • 原産地:オーストラリアの亜熱帯に自生

 

レモンマートルとは?特徴も!

レモンマートルフトモモ科バクホウシア属の植物で、オーストラリアのクイーンズランド州の亜熱帯の多雨林に自生する植物です。 オーストラリアの先住民のアボリジニは、古来から料理や抗菌作用があるため森の薬草と呼び利用してきました。

またレモンマートルが「レモンよりレモン」と言われる香りの秘密は、シトラールという柑橘系の芳香成分の含有率が、果実のレモンやハーブのレモングラスなどよりも多いことにあります。レモンの20倍とも言われるほどです。

シトラールが植物の中で最も多いとされているレモンマートルは、抗菌作用、リラックス効果、フレッシュ効果があると言われ、近年ではハーブティーやオイルにも利用されています。

レモンマートルの花は?

開花時期:6月~7月

レモンマートルの花の画像

花は乳白色で、直径5-7mm、初夏に枝先に小さな花が集まり形成した白い可愛らしい花を咲かせ、萼から花びらが落ちた後も存続し続けます。

粒々したつぼみがはじけるように白い花が開花し、木全体が覆われるほど咲いた姿は見事で、美しく魅力的です。

レモンマートルの葉は?

レモンマートルの葉の画像

葉は常緑の対称形で、長さ5-12cm、幅1.5-2.5cmほどで、光沢のある緑葉です。またこの美しい葉に触れる(葉をこすったり、折るとより香りが強い)とレモンよりレモンの香りがすると言われています。

フレッシュなレモンの香りが漂う珍しい植物で、その香り成分をシトラールと言います。

レモンマートルが流通するようになったのは、本当に最近です。鑑賞価値が高くないのでは、といわれ販売はあまりされていませんでした。しかし近年オーストラリアの植物が人気なこともあり、またレモンよりレモンの香りがすることからジワジワと人気が出てきています

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レモンマートルを鉢植えで育てる理由は?

レモンマートルは、オーストラリアの自生地では10メートルや20メートルまで育ちますが、日本では観葉植物として流通されていることが多いです。しかしまだ流通量が少なく、育て方もはっきりしない点があります。

ユーカリと同じフトモモ科の樹木で、シトロネラールという防虫作用のある成分も含まれており、ユーカリと同様に蚊よけの効果がある言われるほど、害虫には強い植物です。

ただ冬の寒さ(霜)に当てなければ基本的に頑健と言われています。凍結しない地域なら地植えも可能ですが、冬には室内での管理が容易なので、やはり鉢植えで管理した方が無難だといえます。

また長雨での蒸れや加湿も苦手なため、梅雨時期などは軒下に移動も簡単なので、鉢植えをおすすめいたします。

それでも地植えをしたい場合は、木が若いうちは冬は室内で管理し、大きくなってから地植えしましょう(暖地なら)。霜にあたると葉が傷みますので、地植えの場合は霜よけ・寒風よけは行ってください。

レモンマートルを枯らさないポイントとは?

レモンマートルの栽培環境

レモンマートルの流通が観葉植物として販売されていることが多い事が原因なのかもしれませんが、年中室内で管理されている方も多くいらっしゃるようです。

そして、日当たりが足りていないことから「葉が落ちた」「枯れた」という声が多いように感じました。レモンマートルはオーストラリアに自生している植物です。冬以外は、戸外で管理し日に当ててやりましょう。

レモンマートルの冬の管理

レモンマートルは、暑さには強いですが、寒さには比較的弱く、耐寒温度は5度~0度です。霜に当たったら枯れてしまいます。
霜に当たったら枯れてしまうので、冬は早めに室内に取り込んでしまいましょう。霜が降りない地域ならば、冬も戸外で越冬可能です。霜が降りる地域でも土が凍結しない程度の寒さならば、軒下に移動させたり、霜よけをすることによって戸外で越冬できるでしょう。

しかし冬に室内で管理していて、急に戸外に出すと葉やけすることがあります。徐々に慣らしてから戸外に出すようにします。まずは日陰、半日陰と10日ずつ慣らし最後に日向へと移動させます。

レモンマートルの普段の水やり

乾燥に強く、加湿に弱いということですが、通常は他の植物と同じ水やりの管理で大丈夫です。水は土が乾いてからしっかりとやってください。土が濡れている間は水はやらないようにします。土が濡れているのに水をやっていると根が腐って枯れてしまいます。受け皿に水が溜まっているのであれば、水を捨てて下さい。普通の植物と同じ水やりの管理です。

レモンマートルの冬場の水やり

レモンマートルは、冬の間の水やりで枯らしてしまうことが多いようです。冬は生長が緩やかになっています。また蒸発量も少ないので水を控えます。土がしっかり乾いて数日経ってから水をやります。水をやる量は夏や春と同じように水が鉢底から染み出すくらいにしっかりとやります。年間を通して水やりで大事なのは、水をやるときはたっぷりと、やらないときはやらないようにすることです。毎日少量の水をちょっとあげ土が常に湿ってジメジメしている状態が一番、根によくありません。

レモンマートル根詰まりしていないか

レモンマートルは成長が早く、鉢植えにしていると根詰まりをおこしていることが原因で枯らしてしまう場合も多くみられます。根が詰まると葉っぱが落ちたり、水をやってもやっても吸収することがしにくい状態になります。確認方法としては、鉢底から根が出ていたら植え替えを検討して下さい。

 

レモンマートルの育て方

日当たり・置き場所

レモンマートルは、日当たりと風通しの良い環境を好みます。

オーストラリア原産の植物のため暑さには強いですが、耐寒性はさほどありません。

用土

水はけのよい土を好みます。 植え替える時は花木の培養土で問題なく育ちます。 庭植えの場合、あらかじめたい肥や腐葉土を混ぜ込んでおくとよいでしょう。自分で配合する場合は赤玉土、腐葉土、パーライトを配合しましょう。

水やり

地植えのレモンマートルは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えのレモンマートルは、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。多湿に弱いので水のやりすぎに注意しましょう。

肥料

春と秋に緩効性肥料を施しましょう。

病害虫

病気は葉に抗菌成分があるためか、ほとんど被害がありません。

害虫はカイガラムシなどがあります。カイガラムシは風通しの良い場所で栽培するのが防ぐポイントです。

剪定・切り戻し

剪定の時期は暖かくなる4月下旬ころから、10月頃までに行います。(レモンマートルの花は6月~7月にかけて咲いてきますので、花を楽しみたい方は花が散ってから剪定してください)

できるだけ自然樹形を生かしますが、込み入った枝は根本から切ると良いでしょう。

植え替え・鉢替え

植え替えや植え付けも春の暖かい時期に行いましょう。

鉢植えの場合は根詰まりに注意しましょう。鉢植えのレモンマートルは、鉢が根でいっぱいになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

収穫

もっとも手軽なレモンマートルの収穫した葉の使い方は、ハーブティに利用することです。生の葉でもいいし葉を乾燥させても香りよくレモンマートルのハーブティを楽しむことができます。

ティーカップ1〜2杯分なら大きめのレモンマートルの葉を1〜2枚ティーポットに入れて熱湯を注いで香りが出るのを待ちます。紅茶の茶葉やその他のハーブと組み合わせるのもおすすめです。

葉を乾燥させる方法は、レモンマートルの葉を収穫したら、まずは水で汚れを洗い落とし、ざるなどに重ならないように置いて直射日光に当たらないようにして、風通しの良いところで、葉がカサカサになるまで乾燥させます。水分が完全に抜けないとかびる原因があるので注意しましょう。乾燥した葉はそのままでも保存できますが、フードプロセッサーで細かくすると使いやすいでしょう。密閉容器に入れて保管します。

乾燥して細かくなったものは、お茶やお菓子などに利用できます。

また不織布の袋に入れて入浴剤としてお風呂に入れてその香りを楽しむのもおすすめです。

冬越し

レモンマートルはオーストラリア原産のため、寒さが苦手です。暖地以外では冬は室内で育てましょう。特に若い苗のうちは寒さでやられる傾向があります。しかし、太陽の光は必要なので、昼間によく日の当たる場所で管理することをおすすめします。

 

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

レモンマートルは、挿し木で増やすことができます。

 

最後に・・・

レモンよりレモンな木・・レモンマートルいかがでしたでしょうか?

購入して地植えしようか鉢植えにしようか悩まれている場合、そして若い苗木の間は、鉢植えでの管理をおすすめします。

実際にレモンマートルの葉のフレッシュなレモンの匂いを一度知ってしまうと、あなたもきっと家で育てて見たくなりますよ笑。

今回は『レモンマートルとは?鉢植えでの育て方と枯らさないためのポイントも!』のタイトルで詳しくご紹介いたしました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

庭師歴30年の夫と一緒に、「手間いらずで居心地のいい庭作り」をテーマに、DIYで庭作りを楽しんでいます。
丈夫で育てやすい宿根草や雑木を使い、一度植えたら手間がかからない庭を実現。アンティークレンガを使ったデザインで、時間をかけずに植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりのアイデアをお届けします。
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