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斑入りコデマリ ピンクアイスとは?特徴や育て方!剪定の時期やふやし方も!

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斑入りコデマリ ピンクアイスという庭木をご存知ですか?

我が家の庭でも5月の今、白いポンポンとした可愛い花が咲きだしました。
ピンクアイスという品種は、葉色が美しく花のない時期も楽しめる魅力的なコデマリです。

そこで今回は『斑入りコデマリ ピンクアイスとは?特徴や育て方も!剪定の時期やふやし方も!』のタイトルで、ピンクアイスというコデマリの魅力を詳しくご紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • コデマリ ピンクアイスを育ててみたい
  • コデマリで育てやすい品種を知りたい
  • 中高木とグランドカバーや花の間を繋ぐ庭木が欲しい
目次

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斑入りコデマリ ピンクアイスの基本情報

  • 植物名:コデマリ
  • 品種名:ピンクアイス
  • 科名:バラ科
  • 属名:シモツケ属
  • 学名:Spiraea × vanhouttei ‘Pink Ice’
  • 別名:サクラコデマリ、テマリバナ、コデマリ‘キャットパン’
  • 開花期:春(4月~5月頃)
  • 形態:耐寒性低木落葉樹
  • 樹高:1~1.5m前後(剪定で50cm前後に調整可能)
  • 耐寒性 : 強
  • 耐暑性:強
  • 原産地:中国南東部
  • 用途:庭木、生け垣、盆栽

 

斑入りコデマリ ピンクアイスとは?特徴も!

斑入りコデマリ ピンクアイスは、コデマリ(S.cantoniensis)とトリロバータ(S.trilobata)の交雑種で、海外で「ブライダルリース」と呼ばれるコデマリの改良種の斑入りの品種です。
一般的なコデマリと大差はありませんが、ややコンパクトで株姿が乱れにくい特徴があります。

ピンクと白の斑入り葉が美しく、葉だけでも楽しめることから、お庭のカラーリーフとしても魅力の品種です。また花つきも抜群です。

耐寒性、耐暑性が共に強く、土質も選ばない丈夫さは一般的なコデマリと同様で育て易いうえ、観賞期間の長い優秀な庭木です。

コデマリは、細い枝や葉が見えなくなるほど白い多数の花を咲かせ、枝垂れる姿がとても見事で、庭木や切り花として利用される、春を代表する花木です。同じ仲間のユキヤナギよりも遅く、赤褐色の新梢が伸びたあと、4月から5月に開花します。
コデマリの属するシモツケ属は、シモツケやユキヤナギなど、小型で丈夫な育てやすい観賞価値の高い花木が含まれる重要なグループで、北半球の温帯に100種ほどが分布します。
コデマリは古く中国から渡来し、江戸時代初期から観賞用に栽培されてきました。和名は花の集まり(花序)を、小型の手まりに見立てたものです。

 

斑入りコデマリ ピンクアイスの葉は?

斑入りコデマリ ピンクアイスの葉の画像

斑入りコデマリ ピンクアイスの葉は、ピンクと白の斑入り葉です。葉春の早い時期からピンクを帯びた白い若葉がたくさん芽吹きます。全体が一面に白くなり、花が咲いているかのようで見事です。斑入りコデマリ ピンクアイスの斑は個性的で、明るいグリーンに斑がスプラッシュ状に入り美しい葉色です。

斑入りコデマリ ピンクアイスの花は?

開花時期:春(4月~5月)

斑入りコデマリ ピンクアイスの花の画像

斑入りコデマリ ピンクアイスの花は、普通種同様に白いポンポンの花がたくさん咲きます。花をいっぱい付けた細い枝は大きくゆるやかに垂れ下がり、開花期には全体が真っ白にみえるほど見応えがあります。

斑入りコデマリ ピンクアイスの蕾(つぼみ)は?

斑入りコデマリ ピンクアイスのピンクのちいさな蕾の画像
▲小さなピンクの蕾を付けだしたコデマリ ピンクアイス(我が家の庭から)▲

斑入りコデマリ ピンクアイスは、新葉の展開と共にピンクの蕾(つぼみ)がふくらんで白いテマリ花がたくさん開花します。

斑入りコデマリ ピンクアイスの白い蕾の画像

ピンクの小さな蕾がだんだん白く膨らんでいく、この過程も美しいです。

秋になると黄色く紅葉し、冬は完全に落葉し、越冬します。また細い枝は大きくゆるやかに垂れ下がり、剪定に強く、樹形も自在で、切る度に美しい芽吹きが楽しめる

 

●斑入りコデマリ ピンクアイスの季節による変化

  • 春  → 白い芽吹き ピンクのツボミ
  • 初夏 → 開花、新枝がよく生長する時期
  • 夏  → 花後剪定、再び芽吹く時も(剪定時期)
  • 秋  → 綺麗な葉色を保つ(剪定可)
  • 晩秋 → 落葉の始まり
  • 冬  → 落葉し越冬

 

斑入りコデマリ ピンクアイスの育て方は?

斑入りコデマリ ピンクアイスの育て方は、コデマリの育て方と同様です。

栽培場所・日当たり

日当たりのよい場所を好みますが、ある程度の日陰にも耐える半陰性の樹木です。半日陰の場所でも問題なく育ち、花も咲かせます。地際から幹が多数出て、株立ちとなって大きく育つので、庭植えにします。極端に乾燥しない土壌で、日当たりと風通しのよい場所であれば、土質を選びません。大きくなるため鉢植えではなく、地植えでの栽培が適しています。

水やり

地植えの場合は、特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。

肥料

花が咲き終わる5月中旬~6月頃に、お礼肥(おれいごえ)として即効性のある「化成肥料」を施します。1月上旬~2月下旬頃には、寒肥(かんごえ)としてゆっくりと効果の出る「発酵油かすや骨粉」を施しましょう。

※お礼肥とは・・・開花後の疲労回復、健康状態の維持を目的としています。
※寒肥とは・・・・新芽や花芽の増加を目的としています。

用土(鉢植え)

大きくなるため鉢植えでは栽培しない方が望ましいです。地植えにする場合、粘土質の多い場所では育たないので、気を付けましょう。

病気と害虫

病気:うどんこ病
粉をまぶしたように葉が白くなります。剪定して風通しをよくし、予防します。

害虫:アブラムシ類、カイガラムシ類
枝が密生して風通しが悪いと、アブラムシ類やカイガラムシ類が発生します。剪定して風通しをよくし、予防しましょう。

日当たりや風通しが悪いとカイガラムシが発生します。幼虫の時期は比較的薬剤散布が有効ですが、成虫になってしまうと薬が効きにくいので、見つけ次第歯ブラシなどでこすり落とします。できるだけ風通しをよくするために枝の切り戻しを行ったり、冬の間に石灰硫黄合剤を散布するなど発生しない環境を作る「予防」が大切です。

関連記事>>>春から秋に多く発症するうどん病についての詳しい記事はコチラ▼

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植えつけ、 植え替え

2月中旬から3月下旬、あるいは10月上旬から11月下旬が適期です。根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、腐葉土や少量の完熟堆肥などを混合して植えつけます。根鉢のまわりに十分水を注ぎ、棒などでつついて、根と植え土をなじませます。秋に植えつけるときには、地際から伸びる枝を切ってもかまいません。

 

剪定の時期や剪定方法は?

剪定時期:花後

秋に翌春に咲く花芽が分化するので、花後すぐに剪定します。

剪定方法は?

コデマリ ピンクアイスは、花後は枝が勢いよく伸びます。この枝を残してワイルドに仕上げてもきれいですが、枝を切ると再び白い葉が芽吹くうえ、剪定により枝が密になり、姿もまとまります。

枝が地際から多数出て風通しが悪くなると、病害虫が発生しやすくなり、細い枝には花がつきにくくなるので、枯れ枝や細い枝は、基部から切り除きましょう。地際からばっさりと刈り込んでも、夏までに枝が伸びて翌年も花を咲かせるので、数年に1回は刈り込み剪定するとよいでしょう。

コデマリ ピンクアイスは剪定にとても強く、切ってもすぐにきれいな新芽を出しますので、形が自在にとれ、丸く切ってトピアリーや生垣も作れます。

ふやし方は?

ふやし方

さし木:落葉している3月上旬から下旬に、前年に伸びた枝を長さ10cmほどで切り取り、赤玉土小粒などのさし木用土にさします。たっぷりと水やりし、風の当たらない日陰で乾かさないように管理すれば、4月から5月に新芽が出て、発根します。

株分け:植えつけ適期と同じ2月中旬から3月下旬、あるいは10月上旬から11月下旬に株を掘り上げ、枝4~5本を1株として、スコップやハサミで分割します。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

斑入りコデマリ ピンクアイスは、霜降りの斑入りがとても綺麗な品種です。蕾はほんのりピンクかかり、その後にポンポンと白花が咲きます。

また幹は太くなく、細かなしなやかな枝がコンパクトに垂れ下がるように生長するので、狭いスペース(庭)に何か植えようか探されている方にもおすすめしたいコデマリの品種です。

寒さに強く、剪定も難しくないことから、ガーデニング初心者の方にも大変育てやすい庭木です。ぜひご自宅の庭に、コデマリの華やかさをプラスしてはどうでしょうか?

今回は『斑入りコデマリ ピンクアイスとは?特徴や育て方も!剪定の時期やふやし方も!』のタイトルでお届け致しました。

それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。

少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。


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この記事を書いた人

庭師歴30年の夫と一緒に、「手間いらずで居心地のいい庭作り」をテーマに、DIYで庭作りを楽しんでいます。
丈夫で育てやすい宿根草や雑木を使い、一度植えたら手間がかからない庭を実現。アンティークレンガを使ったデザインで、時間をかけずに植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりのアイデアをお届けします。
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