セファランサス ムーンライトファンタジーという植物をご存知でしょうか?
7月の梅雨のこの時期に、他の植物では見たことのないような、ポンポンのようにまん丸いユニークな花を咲かせる庭木です。
また花には香りもあり、晩夏につける鮮やかな赤い実も魅力です。
そこで今回は『セファランサス ムーンライトファンタジーとは?特徴や育て方!剪定方法も!』のタイトルで、ご紹介していきたいと思います。
こんな方におすすめ
- セファランサスについて知りたい
- ユニークな花が咲く庭木を知りたい
- 半日陰でも咲く、低木を知りたい
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セファランサスの基本情報
- 植物名:セファランサス
- 品種名:ムーンライトファンタジー
- 科名:アカネ科
- 属名:セファランサス属
- 学名:Cephalanthus occidentalis ‘Moonlight Fantasy’
- 別名:セファランサス オキシデンタリス(学名)
アメリカタニワタリノキ タマガサノキ ボタンブッシュ など - 分類:耐寒性低木(落葉樹)
- 樹高:庭植えで2~3m前後(剪定によってコンパクト育てられます(60cm前後に出来ます))
- 開花時期:初夏(秋に返り咲きする時もある)
- 耐寒性 : 約マイナス15℃
- 耐暑性:強い
- 原産地:北アメリカ(原種の主な自生地)
セファランサスとは?特徴も!
セファランサスは、北米原産の落葉低木で強健で育てやすく、若木のうちから開花する品種です。耐暑性、耐寒性もあり、極寒冷地を除けば庭植えが可能です。切花にもおすすめでアレンジメントなどに使うと個性的でかわいい感じに仕上がります。
セファランサスは、湿地や湿り気のある林に生えるので、乾燥しすぎないように注意してください。 また新しい枝に花を咲かせるので落葉後、剪定をすると翌年たくさんの花を咲かせます。
セファランサスの花は?
花期:6~7月頃
6~7月頃、茎の先端に花径3~4cmの丸い花火のような白い花を咲かせます。 花のシベが飛び出してボール状になります。その姿はまるで花火がはじけたようで、ユニークで そしてとても可愛らしいです。
またムーンライトファンタジーは,
若木のうちから開花する一才性で花つきも良い品種です。
セファランサスの蕾(つぼみ)は?
セファランサスの蕾は、まるでコンペイトウのような形をしています。この後、上の写真の様にシベが飛び出して柔らかなボール状になり花が咲きます。
セファランサスとタニワタリノキは別物
似た花でタニワタリノキ(谷渡りの木=Adina pilulifera)という種類がありますが、本種に比べて小型で耐寒性がなく、性質が異なります。園芸店などでは「谷渡りの木」という名前で販売されていますが、タニワタリノキ(Adina pilulifera)という別種の木と混同されているようですが別の植物です。
セファランサスの一年(季節よる変化)
● 春 → 芽吹き~新枝が伸び始める
● 初夏 → 伸びた枝先にツボミを付ける
● 夏 → 開花(花後に剪定可)
● 秋 → 返り咲きする場合も
● 晩秋 → 赤みを帯びて紅葉後に落葉
● 冬 → 越冬(強剪定剪定可)
セファランサスの育て方
日当たり・置き場所
セファランサスは、基本的に日当たりの良い場所を好む木ですが、やや半日陰でも明るい場所であれば育ちます。 また半日陰でも花付きには影響がないようです。夏の強い直射日光や西日は乾燥や葉焼けなど生育不良の原因となりますので避けましょう。
用土
自生地はやや湿り気のある樹林などで、湿気に強く乾燥を嫌う性質があります。庭植えの際は場所を選ぶ必要があります。適応力があり、普通の土地で充分育ちますが、乾燥地は避けたほうが無難です。
水やり
庭植え:基本的には与える必要はありません。夏場日照りが続く場合は与えて下さい。
鉢植え:表面の土が乾いたら与えて下さい。夏場は午前、午後与えて下さい。
肥料
与える肥料は化成と有機肥料を交互に与えて下さい。庭植、鉢植えともに一株あたり約10~15g与えて下さい。※肥料は与えすぎると葉ばかりが茂り花咲きが悪くなります。少し痩せてるぐらいの方が病気にもかかりにくいです。
病害虫
病気や害虫の被害は特にありません。
剪定・切り戻し
時期:落葉後の晩秋~冬に行います
春に葉が芽吹き、伸びた新枝の先に初夏頃から花を咲かせます。花後は軽く切り戻し、樹形を整えます。株が充実すれば秋にも返り咲きの花が楽しめます。
晩秋に紅葉し、落葉して越冬します。
春の芽吹き前には剪定を行います。新枝咲きなので、なるべく強剪定した方が、翌年の姿がコンパクトにまとまり樹形が整い、花上がりも良くなります。
一才性の品種で鉢仕立てで盆栽風に仕立てたり、寄せ植えなどでも、花つきが良いです。この場合も剪定は同じように行います。
庭に十分なスペースがある場合
また庭のスペースが十分ある場合は、放任しても樹形は整いますので、強剪定しなくてもOKです。ただし徒長枝、込み合った枝、下向きの枝、ひこばえ、胴吹き枝、不要な枝は分岐点の上から切るようにして、特に問題がなければ枯れた枝や株元から勢いよく伸び出てくる枝を切る最小限の作業で充分です。
コンパクトに小型にしたい場合
小型にしたい場合(鉢植えコンテナ植え含む)は落葉後に目的の高さで主幹の頂部を切りつめて止めます。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
他の植物では見たことがないような、まん丸でユニークな花を、株一面に次々と咲かせるセファランサス。ポップな印象で可愛らしく、アレンジメントの花材としても人気があります。
また日本の梅雨時期の蒸れが苦手な植物が多い中、セファランサスの自生地はやや湿り気のある樹林なので、湿気に強いことも魅力ですね。
剪定によって調整可能なセファランサス。そして半日陰でも育つ庭木をお探しの方にはピッタリで、おすすめのガーデンプランツです。
今回は『セファランサス ムーンライトファンタジーとは?特徴や育て方!剪定方法も!』のタイトルでお届け致しました。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。
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