ロータス ブリムストーンという植物をご存知ですか?
ロータス ブリムストーンは、葉のグラデーションがとても美しい植物です。まるで花が咲いているような黄色い新葉から、成長しながらシルバーグリーンの綺麗な葉色になっていく様子も美しく、寄せ植えの素材としても大変人気のガーデンプランツです。
耐寒性に強く、一年を通して楽しめるロータス ブリムストーン。
そこで今回はオススメの『ロータスブリムストーンとは?特徴や育て方!ふやし方や切り戻しの時期も!』のタイトル内容でお届けしたいと思います。
こんな方におすすめ
- ロータス ブリムストーンについて知りたい
- ロータス ブリムストーンの育て方のコツを知りたい
- 耐寒性もある1年中楽しめるカラーリーフを知りたい
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ロータスブリムストーンの基本情報
- 植物名:ロータス
- 品種:ブリムストーン
- 科名:マメ科
- 属名:ドリグニウム属
- 学名:Lotus hirsutus ‘Brimstone’
- 英名:Chinese Privet
- 別名:ロータス ヒルスタス(ロツス ヒルスツス) など
- 花期:初夏~秋
- 花色 : 白
- 分類:常緑性亜低木※
- 草丈:60cm前後
- 耐寒性 : 強い(約マイナス10℃~15℃)
- 耐暑性:強い(加湿や蒸れに弱い)
- 原産地:地中海沿岸(原種の主な自生地)
※亜低木とは・・・根元が木質、先が草質になる樹高のごく低い木のことです。
ロータスブリムストーンとは?特徴も!
ロータス ブリムストーンは、地中海沿岸部に分布する、マメ科の常緑性亜低木です。耐寒性は高く、常緑で冬越しします。ロータス ヒルスタスの園芸品種の一つが、このロータス ブリムストーンです。
耐寒性、耐暑性に強いので、葉色が美しく冬の寂しくなりがちな庭でもアクセントとなり、一年中楽しむことができます。ロータス ブリムストーンの一番の特徴は、葉のグラデーションがとっても美しい植物だといえます。葉の色は黄色っぽい新葉から、成長しながらきれいな緑色に変化していきます。全体的にシルバーグリーンに見える時期もあり、初夏には白い小さな花を咲かせます。
フワッと広がるようによく育つことから、寄せ植えに大変人気で、ハンギングや花壇にもおすすめのガーデンプランツです。
ロータス ブリムストーンの葉の特徴
▲6月のロータス ブリムストーンの葉の様子(我が家の庭から)▲
新葉はクリームイエローの明るい葉色をしており、枝先から変化する葉色のグラデーションが非常に美しい。葉茎には細かい毛が密生しているため、全体がシルバーグリーンに見えます。夏には黄色味がなくなり、全体的にシルバーがかったグリーンの葉だけへと変わっていきます。葉は触ると柔らかい手触りをしています。
ロータス ブリムストーンの花の様子
花期:初夏~秋
初夏になると、ピンク味をおびた白色のレンゲの様な小さな花を咲かせます。花後は果実を実らせて、熟すと褐色になり種を採取することが可能です。ロータスブリムストーンの花の色は環境や親株によって若干色が異なりますが、茎の先に房状で花を咲かせます。
性質が強健で乾燥にもある程度耐え、暑さにも強いロータス ブリムストーン。しかし乾燥には強い反面、多湿が苦手です。梅雨前に剪定して蒸れを防いだり、夏場は風通しの良い場所で育てるなどちょっとした工夫が必要です。
そこで育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
ロータスブリムストーンの育て方
栽培場所・日当たり
日当たりが良い場所で育てるのが最適です。日光を好み、日光が不足してくると、葉色が鈍くなりますので、出来るだけ日にあててあげます。寒さに当たると葉っぱが紅葉します。
ロータス・ブリムストーンは、多湿な環境が苦手な植物なので、風通しがよく、日当たりのよい場所が適しています。
地植えの場合
地植えの場合は、夏に移動できないことを考えると、ロータス ブリムストーンは、夏の強い日差しと高温多湿が苦手なので、半日陰で栽培するのが管理がしやすいです。また梅雨の時期に雨に当たりすぎてしまうと、蒸れて根腐れを起こし枯れてしまうの注意が必要です。
鉢植えの場合
春は日に当たる場所で管理しましょう。梅雨の長雨に晒されると腐ってきますので、梅雨は軒下など雨が当たらない場所に移動させましょう。また夏の直射日光に当たると葉っぱが焼けてしまいますので、半日陰に移動させます。または、何かで遮光してもOKです。
秋になったら日当たりで管理しましょう。
冬も日当たりで管理します。ロータスブリムストーンは寒さに強くマイナス10度まで耐えます。葉は常緑で冬を越すので、カラーリーフとして非常に優秀です。
水やり
やや乾燥気味を好みます。
地植えの場合は、植え付け直後にしっかりと水をやった後は、降雨だけで十分です。ただし、日照りのときは水を与えましょう。
鉢植えの場合は、水のやりすぎに注意します。水をやりすぎると、蒸れて腐って枯れてしまいます。特に夏場は蒸れやすくなります。
土がしっかりと乾いたのを確認してから、底から水がしみ出すくらいにしっかりとやって下さい。
用土
ロータスブリムストーンの用土は水はけのよいものが適しています。市販されている草花用の培養土を使用するか、自作であれば、赤玉土6:腐葉土4を混ぜたものを用意しましょう。また地植えの場合、庭の土があまりに水はけが悪い場合は、腐葉土とは別に川砂を入れて調整しましょう。
肥料
ロータスブリムストーンは庭植え、鉢植え共に、年に2度、春と秋に緩効性の置き肥もしくは液肥を与えてください。また、生育が衰える夏場の肥料は逆に根を傷めてしまう場合があるので、注意してください。
植付け・植え替え
春(3月~5月)か秋(10月前後)に植え替え・植え付けをします。(ロータス ブリムストーンの苗が流通している時期です)
ロータス・ブリムストーンは、移植されるのが苦手な植物なので、地植えの場合は植え替えの必要はありません。(マメ科の
鉢植えの場合は、根詰まりをしてきたら一回り大きな鉢に植え替えをします。その時も、根鉢は崩さず、植え替えをします。
害虫・病気
病害虫の心配は、ほとんどありません。
ロータスブリムストーンのふやし方
ロータスブリムストーンは、基本挿し木で増やしますが、種まきや株分けで増やすことも可能です。増やし方はそれほど難しくないので、挿し木などにチャレンジしてみましょう。
挿し木
ロータスブリムストーンを挿し木で増やす時期は、4~6月の梅雨に入る前が最適です。枝の先端15cm程度を切り、下の葉を取り除き、水揚げした後、用土に挿しましょう。浅い鉢に入れておいた用土に挿して、日が直接当たらない半日陰に保管し、水をほどよくあげて根が育つのを待ちましょう。
種まき
ロータスブリムストーンは花後に種ができるので、種まきでふやす方法も可能です。花後に果実を実らせ、その後 茶色に変色するので、固くなったら収穫してください。収穫後は風通しのよい場所におき、新聞紙などの上できちんと乾燥させましょう。発芽適温は20℃前後となり、種まきの適期は4月頃がよいでしょう。
株分け
基本的にロータスブリムストーンに株分けはおすすめしません。移植が苦手な植物なので、もし株分けをするなら、根を崩さないように丁寧に扱いましょう。
ロータスブリムストーンの切り戻しの時期は?
ロータスブリムストーンは、切り戻しが必要な植物です。伸びっぱなしにすると、葉が密集し蒸れてしまいます。蒸れは枯れる原因になってしまうので、切り戻しを行い、草姿をきれいに整えるだけでなく、風通しをよくして蒸れを防ぎましょう。
切り戻し(剪定)の時期:梅雨前の5~6月頃
ロータスブリムストーンの切り戻しに適した時期は、梅雨前の5~6月頃です。梅雨前に切り戻しをしてあげることにより、蒸れを防ぐことができます。また必要があれば、冬の時期を避けて適度に切り戻してください。
切り戻し場所
ロータスブリムストーンの傷んだ葉を整理するために、全体を半分以下に刈り込みましょう。刈り込みを行うことで、わき芽を生育させることができ、再びクリーム色の葉が出ます。
ロータスブリムストーンの葉先が枯れたら?
ロータス ブリムストーンを育てていると、多くみられるのが葉先がクタっとしたり、枯れたようになることです。
ロータスブリムストーンのまとめ
ロータス ブリムストーンはコツを掴めば育てやすい植物です。
ロータス ブリムストーンの育て方のコツ!
- 根をいじられるのが苦手。鉢植えの植え替えも根の土をいじらないようにする。
- 水やりは乾燥気味に。鉢植えは、土が乾いてからしっかりと。
- 半日陰で育てると管理が楽。
- 寒さに強いが、夏の高温多湿が苦手。
- 蒸れ防止のためにも梅雨前に切り戻す。
- 株元がスカスカになって徒長したら、カット(剪定)する。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
ロータス ブリムストーンは夏の高温多湿にさせ注意すれば、一年を通して庭に彩りを与えてくれるので、カラーリーフとしておすすめの植物です。生長とともに、色が変化していく色合いを楽しめ、やわらかい色味も魅力的なリーフプランツです。
ふわふわとした優しい色合いで寄せ植えにも人気のロータス ブリムストーン。
ぜひ、ロータス ブリムストーンをあなたのお庭で育ててみて下さいね。
今回は『ロータスブリムストーンとは?特徴や育て方!ふやし方や切り戻しの時期も!』のタイトルでお届け致しました。
それでは以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
地際からこんもりとして可愛かったのですが、いつの間にか足元が木質化してきていました。木質化している部分には葉は出ていないので、浮いた感じになってしまっています。今後足元からは新芽は出てこないのでしょうか?最初のころのように地際からこんもりとした姿に戻したいです
あーこさん。コメントありがとうございます!記事にも書いているように一度、剪定(カット)してやってくださいね。カットする場合、葉っぱを残して(光合成が出来るように)半分ぐらいの高さでカットしてみてください。よくみると新芽が出ている場所もあるかもしれませんね。良い季節に剪定(カット)してやることで、枝数が増えたり、木質化しにくくなりますよ。試してみてくださいね。